ブラッド・ピット、『フューリー』デヴィッド・エアー監督と再タッグへ ─ 荒野に落ちた元戦闘兵と犬のサバイバルを描く

『セブン』(1995)『ブレット・トレイン』(2022)など数々の人気作品でお馴染みのブラッド・ピットが、『スーサイド・スクワッド』(2016)や『ビーキーパー』(2024)のデヴィッド・エアー監督によるアクション・アドベンチャー映画『Heart Of The Beast(原題)』にて主演・製作を務めることが分かった。米Deadlineが報じている。
パラマウント・ピクチャーズによる『Heart Of The Beast』は、過酷なアラスカの荒野の奥深くで飛行機事故に遭った元陸軍特殊部隊兵士と引退した戦闘犬が、生き残りをかけて戦う姿を描く物語。これまでミュージック・ビデオの監督をメインに努めてきたキャメロン・アレクサンダーが脚本と製作総指揮を担う。
本作は、ピットとエアーにとって2014年の『フューリー』以来のチームアップとなる。『フューリー』では、第二次世界大戦末期に敵陣の背後で危険な任務を遂行する、シャーマン戦車”フューリー”の指揮官を演じたピット。『Heart Of The Beast』では厳しい自然を相手に新たな試練に臨むこととなりそうだ。主演と合わせ、自身の制作会社プランBエンターテインメントを率いてプロデュースにも携わる。
また、『ラ・ラ・ランド』(2016)『バビロン』(2022)の監督デイミアン・チャゼル監督と、妻であるオリヴィア・ハミルトンが、2人が創設した制作会社ワイルド・チキン・プロダクションのもと、パラマウントとのファースト・ルック契約の一環として、製作に関わる。その他、ショートフィルム『ミリオン・アイズ』(2019)で注目を集めた映画監督リチャード・レイモンドやエアーもプロデュースに加わっており、盤石な製作陣による骨太な作品となりそうだ。

ピットは『トップガン マーヴェリック』(2022)のジョセフ・コシンスキが同作同様の臨場感でF1レースを描く『F1』で主演を務め、2025年6月のUS公開を前に大きく注目を集めているところ。『オーシャンズ』シリーズ続編『オーシャンズ14』製作にあたって、製作スタジオのワーナー・ブラザースとスモークハウスが、ピットやジョージ・クルーニー、マット・デイモンらを復帰させる意向にあるようだ。息の長いトップスターとして君臨するほか、コンスタントにプロデュース業もこなし、ポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』でもエグゼクティブプロデューサーを務めている。
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Source:Deadline