『ヒート2』映画化が進行中、アダム・ドライバーがデ・ニーロの役の若き日を演じる

マイケル・マン監督の代表作『ヒート』(1995)続編となる『Heat 2(原題)』がいよいよ映画化に向けて動き出したようだ。米Deadlineによると、『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバーが出演交渉に臨んでいるという。
『ヒート』は、強盗団のボスであるニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)と、熱血刑事ヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)のヒリ付くような攻防戦を描いたハードボイルド・アクション・スリラー。マン監督ならではの骨太な世界観で繰り広げられたデ・ニーロとパチーノの演技合戦が今も語り継がれる名作だ。
映画の前後ふたつの時代を描く『Heat 2』は、マイケル・マン自身とメグ・ガーディナーが執筆した2022年米刊行の小説(邦訳版未刊行)。『ヒート』結末のその後や、マッコーリーとハナの若き頃がたっぷり描写されている。
マン監督はかねてより『Heat 2』の映画化に積極的な姿勢を示していた。パチーノやデニーロらが演じたキャラクターの若き日を演じるキャスティングに注目が集まっていたが、明らかになったアダム・ドライバーは、デニーロが演じたニール・マッコーリーの過去を演じる役として交渉中という。
製作は米ワーナー・ブラザース。現在、マン監督が企画の主導役を務めており、ワーナーと共に資金調達にあたっている。
『Heat 2』実写化となれば、アル・パチーノが演じたハナの若き日を演じるキャスト候補も近く明らかになるはずだ。パチーノ本人はかつてティモシー・シャラメを指名したことがあったが、相手役がドライバーとあれば、もう少し上の年齢の俳優の方が相性が良さそう。ほか、ヴァル・キルマーが演じたマッコーリーの部下クリス・シヘリスを再演する役者についてなど、ファンが注目すべき点は多い。
Source:Deadline