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ヒース・レジャー、2007年アカデミー賞授賞式の出演を断っていた ─ 『ブロークバック・マウンテン』共演ジェイク・ギレンホールが明かす

Howie_Yagaloo and Fotowerkstatt https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Heath_Ledger.jpg | Glenn Francis https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Jake_Gyllenhaal_2019_by_Glenn_Francis.jpg Remixed by THE RIVER

『ダークナイト』(2008)などで知られる故ヒース・レジャーが、2007年のアカデミー賞授賞式への出演を断っていたという。『ブロークバック・マウンテン』(2005)で共演したジェイク・ギレンホールが、英Another Manにて明かしている。

『ブロークバック・マウンテン』は、1960年代のアメリカ・ワイオミングで、運命的な出会いを果たした2人のカウボーイが、20年にわたり愛し合う姿を描いた物語。2006年のアカデミー賞では、ヒースとジェイクが主演男優賞と助演男優賞にノミネートされている。そんなヒースは何故、翌年のアカデミー賞に登壇することを断ったのだろうか…?

「アカデミー賞授賞式で、僕たちにオープニングを飾って欲しいという依頼が来たんです。そこで『ブロークバック・マウンテン』をイジるようにって。でもヒースは頑なに断ったんですよ。当時の僕は“楽しければ良いじゃないか”って感じだったんですけどね。それでもヒースは、“僕にとっては決してジョークにできることじゃない。ジョークになんかしたくない”って。」

そんなヒースが真摯に作品と向き合う姿にジェイクは惹かれたのだという。「そういう人だったからこそ、僕はヒースが好きだったんですよね。彼は絶対にジョークは言わなかった。この映画の物語について冗談を言われると、“やめてください、これは愛について描いた映画なんですよ。そういうことは言わないでください”と答えていましたよ」。

『ブロークバック・マウンテン』が公開された当時は、同性愛者をテーマにした作品は決して多くはなく、物議を醸すことも少なくはなかった。しかし今では、『ムーンライト』(2016)『君の名前で僕を呼んで』(2017)などの作品がアカデミー賞に輝いている。変わりつつある映画界の状況をヒースが見たら、彼は一体なんと言うだろうか。

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Source: Another Man

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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