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『ヘルボーイ』再リブート始動 ─ マイク・ミニョーラのコミック実写化、『アドレナリン』監督が就任

ヘルボーイ:捻じくれた男

ダークホースコミックスの人気キャラクター、ヘルボーイを主人公に描く映画シリーズの再リブート版『Hellboy: The Crooked Man(原題)』が始動したことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

これまでに『ヘルボーイ』は、ギレルモ・デル・トロ監督による『ヘルボーイ』(2004)、『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)が存在しており、2019年には「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016‐)のデヴィッド・ハーバーを主演に迎えたリブート版『ヘルボーイ』が公開されている。

ハーバー版は興収・評価ともに振るわず、米プロダクション会社Millennium MediaとDiscussing Filmが再リブートの形でフランチャイズを蘇らせ、新シリーズに再起をかけているという。本企画は、2008年7月に米国で発行されたマイク・ミニョーラのコミック「ヘルボーイ:捻じくれた男(原題:Hellboy: The Crooked Man)」を下敷きに描かれる。

コミックでは、ヘルボーイとBPRD(超常現象捜査防衛局)の捜査官が1950年代のアパラチアの田舎町に取り残される。そこで彼らは、魔女たちに取り憑かれ、ヘルボーイの過去と面倒な関わりを持つ地元の悪魔、“捻じくれた男”が率いる小さなコミュニティを発見する。“捻じくれた男”は18世紀の守銭奴で、戦争で富を得たジェレマイア・ウィトキンスという男。彼は自身が犯した罪で絞首刑になったが、この地域の住人の悪魔として地獄から戻って来たという設定だ。

「コミックシリーズで最も愛されている号の一つを通じて、ヘルボーイの世界を拡大する」という再リブート版で監督を務めるのは、『アドレナリン』(2006)、『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』(2009)、『ゴーストライダー2』(2011)のブライアン・テイラー。コミックシリーズのストーリーを手がけた、マイク・ミニョーラとクリス・ゴールデンが脚本を担当する。

Millennium Mediaのジェフリー・グリーンステイン社長は、「『The Crooked Man』は、マイク・ミニョーラとコミックのクリエイターが、そのストーリーとキャラクターの正統バージョンをついに映画化する、これまでの全ヘルボーイ映画とは一線を画す作品です」とコメントし、過去作との違いを強調している。

プロデューサーに名を連ねるのはミニョーラに加え、ダーク・ホース・エンターテイメントのマイク・リチャードソン、Millennium Mediaのジェフリー・グリーンスタイン、ジョナサン・ユンガー、レス・ウェルドンほか。

現時点でキャストは明かされていないが、交渉は最終段階にあるとのこと。2023年3月にブルガリアで製作開始の予定。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。