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初代ヘルボーイ役ロン・パールマン、『ヘルボーイ3』への思いを語る「ファンに借りがある」

ロン・パールマン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9363243791/

鬼才ギレルモ・デル・トロが監督を務めた映画『ヘルボーイ』(2004)、『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)で初代ヘルボーイを演じたロン・パールマン。もともと企画されていたものの、頓挫してしまったシリーズ完結編となる第3作の製作が決定したら、パールマンは復帰する気はあるのだろうか?

前作から14年も続編を心待ちにしているファンならば絶対に知りたいだろう質問に、英The Independentの取材に応じたパールマンが答えている。

「“『ヘルボーイ3』をやりたいか?”ですか。いやいや、私は71歳ですよ。でも、私たちはファンに借りがあります。そして、第3作は壮大な完結編になるはずですから、それをファンに与えるべきですよね。だからギレルモ監督、もし、あなたが記事を読んでおられるなら、これを成し遂げるために、あなたを急き立てることをやめませんよ。

パールマンは自分の年齢を理由に及び腰な気持ちを吐露しつつも、一度はファンに約束していながら、叶わなかった第3作を実現させたいという思いは今もあるようだ。2020年12月のインタビューでもパールマンは、「前2作でやったようにギレルモと3部作を完結させられるチャンスがあるのならば、今でも作ることを検討しています」と意欲を見せていた。

なお、2019年には『ヘルボーイ』のフランチャイズとしてリブート版が公開されたが、ギレルモ監督とパールマンは関与していない。そのバージョンでは、『ブラック・ウィドウ』(2021)「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)などで知られるデヴィッド・ハーバーがヘルボーイ役で主演。『ドゥームズデイ』(2008)『ハロウィン2016』(2015)のニール・マーシャルが監督を務めた。

当時のインタビューでパールマンはリブート版について、「私はリブートに参加できる機会がありましたが、私が関心を持っているのは、ギレルモ監督と一緒にやる『ヘルボーイ』だけだと判断しました」と断言していた。よって、仮に『ヘルボーイ3』の企画が再浮上したとしても、ギレルモ監督の存在なしにパールマンの登板はないだろう。

ギレルモ監督もパールマンも、新作プロジェクトが目白押しで再タッグは容易ではなさそうだが、ファンのためにも初代ヘルボーイの物語がいつか完結することを願いたい。

Source:The Independent

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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