『ヘルレイザー』リブート映画、女性版ピンヘッドのファーストルック ─「センス8」などの気鋭俳優が演じる

『ヘル・レイザー』(1987)のリブート版『Hellraiser(原題)』より、初画像が米国公開された。オリジナル版から性別を変更した、女性版ピンヘッドのファーストルックだ。
クライヴ・バーカーが自身の小説を自ら映像化した名作映画、『ヘル・レイザー』は究極の性的官能を体感できる謎の小箱と、それによって異次元への扉を開いた人々を描く物語。人々は、“セノバイト”と呼ばれる魔導士たちにより苦痛と恐怖=究極の快楽を受ける。リブート版では、依存症に悩む若い女性のライリーが、あるパズルの箱を発見する物語が描かれるという。
ピンヘッドは名前の通り、ピンが頭部に無数にも刺さっており、そのグロテスクで魅力的な見た目が人気を博した。オリジナル版では、ダグ・ブラッドレイがピンヘッド役を演じていたが、リブート映画版では、「センス8」(2016-2018)「Lの世界 ジェネレーションQ」(2019-)などのジェイミー・クレイトンがキャスティングされている。このたびピンヘッド役に扮した姿を、Instagramでクレイトン本人が投稿。その恐ろしく魅惑的な姿に注目だ。
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最新作で監督を務めたデヴィッド・ブルックナーは、Entertainment Weeklyのインタビューに「このキャラクターを再構築することに、ファンの間で一種の期待感が抱かれているのではないかと思ったのです」と前置きした上で、「ピンヘッドを女性にしたいと考えていました。ジェイミー(・クレイトン)はまさしくこの役にぴったりな方でした」と説明している。
またダグ・ブラッドレイがシリーズを通して、ピンヘッド役を演じてきたことには、「彼がこのキャラクターにもたらしたことは、とても象徴的なことです」と敬意を表しながらも、「ダグ・ブラッドリーの真似をしたくはありませんでしたし、そんなことはできないと私たちは思ったんです」と、ブルックナー監督は続ける。「苦しみはありますが、ピンヘッドの欲望がどのようなものであるか、少し違った形で描かれるでしょう」。
ブルックナー監督は以前にも、「『ヘル・レイザー』のレガシーの中で非常に特別な新章を作ることを目指しています」と意気込みを語っていた。オリジナル版への敬意を払いながらも、これまでとは異なる魅力を届けることに全力を注いだようだ。
メガホンをとったブルックナー監督は、『ザ・リチュアル いけにえの儀式』(2017)をはじめ、『V/H/S シンドローム』(2012)『サウスバウンド』(2016)などのホラー・オムニバスで短編を手がけてきた俊英。脚本を務めたのは、『ぼくらと、ぼくらの闇』(2017)などで知られるベン・コリンズ&ルーク・ピオトルフスキーだ。
リブート版『Hellraiser(原題)』は、2022年10月7日より米Huluにて米国配信開始。1作目の公開から35年の時を経て蘇る。
Source:Entertainment Weekly