クリス・ヘムズワース、エド・シーランのライブに出るためにパークウェイ・ドライヴからドラムを教わる

『アベンジャーズ』ソー役でおなじみのクリス・ヘムズワースが、エド・シーランのライブでドラムを演奏するために、メタルコアバンドParkway Drive(パークウェイ・ドライヴ)からドラムを教わる?映画ファンのみならず音楽ファン必見のエピソードが、ディズニープラスのリアリティ番組「リミットレス クリス・ヘムズワースのフォーエバー・ヤング」で配信された。製作は前シリーズから引き続き、『ブラック・スワン』(2010)『ザ・ホエール』(2022)ダーレン・アロノフスキーだ。
新シーズンとなる「リミットレス クリス・ヘムズワースのフォーエバー・ヤング」第1話『脳の力』でヘムズワースは、脳機能の“若返り”を図るべく不慣れな楽器演奏の習得に挑む。ヘムズワースが選んだのはドラムだ。リズムに合わせながら、四肢を駆使して複雑な演奏をこなさなくてはならない。番組に登場する専門家によれば、ドラムの習得には認知的な負荷が高く、初心者が8週間練習するだけで脳構造の改善に期待できるという。
ヘムズワースの目標は、友人である世界的ミュージシャンのエド・シーランのコンサートで名曲「Thinking Out Loud」を演奏すること。期限は2ヶ月後で、失敗すればファンの愛する楽曲を台無しにしかねない……。
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そこでヘムズワースが頼ったのは、世界的メタルコアバンドであるParkway Driveで装甲車のようなドラムを叩くベン・ゴードンだ。
Parkway Driveはオーストラリア・バイロンベイ出身で、2005年のデビューアルバム『Killing with a Smile』以来シーンの中心に経ち続けてきた超人気バンド。メンバー全員がサーファーでもあり、とりわけフロントマンのウィンストン・マッコールはオフ期間中ほとんどサーフィンをするというほどの愛好家。楽曲MVでもサーフィンを披露したり、さらにはメンバー全員でスカイダイビングしながら収録を行うなどのアクティブ集団。いわばメタルコア界のトム・クルーズである。
バンドとヘムズワース共にオーストラリア出身で、実はヘムズワースとゴードンは同じ街出身の友人関係だという。ヘムズワースもサーフィン愛好家であり、さらに筋トレのトレーナーも同じという共通点もある。
友人ゴードンのもとでドラム修行を始めたヘムズワースだが、実はリズム感覚がまったく備わっていないことが発覚。さらにエド・シーランの「Thinking Out Loud」はスロウかつ空白の多い楽曲で、プロドラマーであるゴードンでさえ難しい曲だと警戒する。
少しずつ技術を習得していく過程で、ヘムズワースはParkway Driveバンド全体に迎えられてリハーサルスタジオへ。彼らのアグレッシブな楽曲『Vice Grip』に挑むのだが、ヘムズワースは正しいリズムを全く捉えることができない……。
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苦戦する中、エド・シーランとのライブの日は刻一刻と近づく。ハリウッドスターとして多忙を極めるヘムズワースは、ドラム練習の時間も取れなくなり、次第にフラストレーションも溜まっていく。果たしてライブ当日、ヘムズワースは7万人の観客を前に、不安と緊張に打ち勝って正しく演奏できるのか?
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このシリーズがディズニープラスで配信されると、Parkway Driveはバンドの公式SNSでヘムズワースとの舞台裏写真を投稿。また、ドラマーのゴードンについては「クリス・ヘムズワースにドラムを教えるほかにも、こんなことをやっています」と、燃え盛る回転ドラムステージで重力に逆らってビートを放つ勇ましい姿を紹介した。
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なお、Parkway Driveは2025年10月13日にさいたまスーパーアリーナで開催される『LOUD PARK 25』でヘッドライナーとして来日予定。Bullet For My ValentineやKerry King、The Haunted、The Ghost Inside、Heaven Shall Burnといったシーン最重要バンドらと共にステージに立つ。

「リミットレス:クリス・ヘムズワースのフォーエバー・ヤング」はディズニープラスで独占配信中。