クリス・ヘムズワース、ハルク・ホーガン伝記映画でソー上回る肉体改造を覚悟「さらに身体を大きくしなければ」

WWEの“超人レスラー”ハルク・ホーガンを描くNetflix製作の伝記映画(タイトル未定)で主演を務めるクリス・ヘムズワースは、本作のために“『マイティ・ソー』を越える”肉体改造を行うことになるという。ヘムズワース本人が明かしている。
本企画は現在脚本執筆の段階にある。そのため情報の多くが明かされていないものの、物語はハルク・ホーガン(本名:テリー・ジーン・ボレア)がレスラーとして成功するまでの道のりや全盛期に焦点が当てられるという。ハルク・ホーガンといえば、身長2メートル超え、全盛時の体重は130キロ以上を誇る超巨人。演じるには相当の肉体改造を要することをヘムズワース本人も自覚しているようだ。「この映画は、本当に楽しい企画になるでしょう」と前置いた上で、「想像の通り、この役への準備として異常なほど肉体的なものが求められます」と英Total Filmのインタビューにて語っているのだ。「前よりもさらに身体を大きくしなければいけません。ソーの時よりもです」。
ハリウッド屈指の肉体派俳優であるヘムズワーズは、本格的かつ激しい役作りをすることで知られている。2015年公開の『白鯨との闘い』では、筋骨隆々な姿の面影を無くす程の激変ぶりを見せていた。90日間、海上で漂流する船長を演じるために、ヘムズワースは1日のカロリー摂取量を500kcal未満に抑えたのだそう(成人男性1日あたりの目安カロリー摂取量の4〜5分の1)。この際の役作りに関しては本人も「僕ならオススメしませんよ」と自身のTwitterにて明かしている。
Just tried a new diet/training program called "Lost At Sea". Wouldn't recommend it.. #IntheHeartoftheSea pic.twitter.com/y89McNuiiV
— Chris Hemsworth (@chrishemsworth) November 22, 2015
ヘムズワースは「肉体や立ち振舞いと同じように訛りもあります。レスリングの世界にもより深く入りこまなきゃいけません」と肉体改造以外の役作りについても言及。ほか、ハルク・ホーガンの容姿を完全再現するために、金髪に染めること、そして禿げかかった頭、口ひげ姿になることを明かしている。本格的な役作りはこれから行われることになりそうだが、ストイックなヘムズワースの変貌ぶりに期待したいところだ。
本作の監督を務めるのは、『ハングオーバー!』3部作や『ジョーカー』(2019)のトッド・フィリップス。脚本は『ジョーカー』のスコット・シルバー、『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)のジョン・ポローノが執筆する。プロデューサーに就任しているのは、クリスとフィリップス監督、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)のマイケル・シュガー、俳優のブラッドリー・クーパーほか。製作総指揮・監修としてハルク・ホーガン自身も携わる。
Source: Comicbook, Entertainment Weekly