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実写版『ヘラクレス』、進まず ─ 未だ脚本待ち、製作『アベンジャーズ』ルッソ兄弟が明かす

ヘラクレス
© Buena Vista Pictures 写真:ゼータ イメージ

ディズニー実写映画版『ヘラクレス(原題:Hercules)』の実現は、残念ながらまだ当面先になりそうだ。プロデュースを務めるアンソニー&ジョー・ルッソが企画の現状を明かした。

1997年の同名アニメ映画を実写化する『ヘラクレス』を手がけるのは、同じくディズニーの実写映画版『アラジン』(2019)を大成功に導いたガイ・リッチー。2022年12月には「来年(2023年)じゅうには」撮影を開始したいと語っていたが、すでに2024年も折り返しが見えているなか、いまだ続報は到着していない。

もっとも、英GamesRadar+にて語ったところによると、ルッソ兄弟も現時点では「脚本を待っているところ」。2022年末の時点では、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデイブ・キャラハムが執筆した脚本をリッチーがリライトしていると報じられていたが、いまだ十分な形に仕上がっていないのだろう。

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多忙を極めるリッチーは、2022年6月の『ヘラクレス』監督就任後、ドラマ版「ジェントルメン」(2024)やヘンリー・カヴィル主演のスパイ・アクション『The Ministry Of Ungentlemanly Warfare(原題)』、ヘンリー・カヴィル&ジェイク・ギレンホール主演のスリラー映画『In the Gray(原題)』を撮影。現在もジョン・クラシンスキー&ナタリー・ポートマン主演の強盗映画『Fountain of Youth(原題)』を撮影中とあって、これらの合間に『ヘラクレス』の作業にあたっていると思われる。

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また、作業が遅れている原因としてもうひとつ考えられるのが、2023年に実施された全米脚本家組合のストライキだ。この期間に脚本作業が行えなかったことが、2023年内の撮影開始というリッチーの目標を狂わせたのかもしれない。『Fountain of Youth』の完成後、いよいよリッチーは本作に着手するのか、それとも……。続報の到着が待たれる。

オリジナルのアニメ映画『ヘラクレス』は、全知全能の神・ゼウスの息子であるギリシャ神話の英雄・ヘラクレスの物語に基づき、人間界で育ったヘラクレスが神に戻るまでの冒険を描いたファンタジー・ミュージカル。監督は『リトル・マーメイド』(1989)『アラジン』(1992)のジョン・マスカー&ロン・クレメンツが務めた。

Source: GamesRadar+

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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