『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ロキの仮説、トム・ヒドルストン本人が初言及

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のロキをめぐるファンの仮説に、なんとトム・ヒドルストン本人が言及した。2018年10月14日(米国時間)に開催された「Ace Comic Con Midwest 2018」にて、トムとスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンのトークイベントが開かれ、そこでファンの質問に答える形で語られている。
この日、トムに剛速球すぎる質問を投げかけたのは一人の少年だった。「ロキは本当に死んじゃったんですか?」という問いかけに会場のファンは歓声をあげ、ヒドルストンは笑顔のまま口をつぐんでしまっている。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の冒頭において、ロキはサノスに首を絞められ、そのまま命を落としてしまったのだ…。しばし答え方を考えてから、トムはあるエピソードを振り返っている。
「面白い仮説をいくつか聞いたことがあって。2, 3週間前、ロンドンの公園にいたら男性たち数人がやってきて、“どうも”って、同じことを聞かれたんですよ。彼らが言うには、“この質問の答えが知りたいんです、今までロキが死んだ時は――何回か死んでますからね――右手を使ってる、でも今回は左手でしょう”って。“すごく細かいところを見てますね”って答えたんですが…。」
この仮説については、以前THE RIVERでもご紹介したことがある。トムの発言にはいくらか記憶違いがあるように思われるが、実際の説は、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)でロキが死亡した際は左手で武器を操っており、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも同じくロキは左手を使っていた、すなわちロキはまだ生きているのではないかというものだった。詳細はこちらの記事をご一読いただければ幸いである。
しかしながらこの仮説について、エリザベスから「(持ち手について)気づいてたんですか?」と聞かれたトムは「ノー」と即答。エリザベスも思わず笑ってしまっているが、アンソニー&ジョー・ルッソ監督らの思惑はさておき、トムは一切意識せずに演じていたようだ。ちなみにトムは少年の質問に対して、「君の予想は、僕のと同じくらい良い考えだと思いますよ」とスマートに応答している。
結論として、「ロキは本当に死んでしまったのか?」という問いに対して、トムは明言を避けることとなった。それが今後の展開に関わるがゆえなのか、それとも質問者が幼い少年だったからなのかはわからない。マーベル・スタジオがロキのスピンオフドラマを計画しているとの報道もあるが、こちらも正式発表はなされていない状況だ。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは発売中。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定だ。
Sources: Ace Comic Con, Comicbook.com