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ロキ役トム・ヒドルストン、なぜスターダム躍進から距離を置いたのか ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』から「ロキ」までの沈黙期間を語る

東京コミコン2018 トム・ヒドルストン
©THE RIVER

『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズで知られるトム・ヒドルストンは、ロキ役でのブレイク後、異色のキャリアを歩んできた。『ハイ・ライズ』(2015)『アイ・ソー・ザ・ライト』(2015)で主演を務めるも、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)以降はロキ役を除いて実写映画に出演していない。代わりに選んだのは、アニメ映画『アーリーマン 〜ダグと仲間のキックオフ!〜』(2018)や舞台『背信(原題:Betrayal)』(2019)などだった。

ロキ役を再演するドラマシリーズ「ロキ」は、トムにとって『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以来の映像出演作となる。コロナ禍を含め、しばらくの沈黙期間を経ての“復活”だ。なぜ、トムはハリウッドのスターダムを一気に駆け上がることから距離を置いたのか。

Empireにて、トムはここ数年間の活動を振り返りながら、「いくつかのお話はありましたが、慎重に考えて、“やるべきだ”と思えなかったのでお断りしました」と話している。

「世界のいろいろな場所で、本当にいろいろな役を演じてきました。本当に大切なのは、(仕事と)自分自身の人生の現実を区別し、現実のほうに気を払うことだと思ったんです。そうしなければ(人生を)見失いかねないし、軽んじかねない。後になって戻った時には、もう何も残っていないということになりかねません。」

あえて意識的に仕事を絞り込んできたらしいトムだが、「ロキ」ののちには、Apple TV+の新作ドラマ「The Essex Serpent(原題)」に出演することも決定済み。スクリーンへの再登場は未定だが、その演技をじっくり楽しむ機会はこれから再び増えることになりそうだ。トムは自らの価値観と哲学を、出演作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013)でティルダ・スウィントンが演じたイヴに重ね合わせている。

「彼女(イヴ)は、人生とは生き延びることだ、自然に感謝し、思いやりと友情を育むことだ、そして踊ることだ、と言います。おそらく、僕も戻る必要があって戻ってきたんでしょう。十分に踊ったのかは分からないけれど、もっと踊らなきゃいけなかったんじゃないかと。“あいつは踊りすぎだ”と言う人もいるのは分かってますけどね。」

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」は2021年6月11日(金)16時に日米同時配信。

Source: Empire

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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