トム・ホランド、1年間の休業中 ─ 「ハードワークは良いことだと考えてきたが、ドラマ撮影で消耗してしまった」
マーベル映画『スパイダーマン』3部作の主演で人気を博しているトム・ホランドは、俳優業を1年間休業していることを明かした。Apple TV+の新作ドラマ「クラウデッド・ルーム」の撮影・製作で精神的に消耗したためだという。
「クラウデッド・ルーム」は、ダニエル・キイスによる傑作ノンフィクション書『24人のビリー・ミリガン』を基に、銃乱射事件への関与で逮捕された多重人格者、ダニー・サリバンを描くシリーズ。精神的な疾患を抱えた困難な役を演じたホランドは、米Extraのインタビューにて、その仕事がどれほど困難なものであったかを語っている。
「確かに大変でした。僕たちは、間違いなく今までに自分が経験したことのない特定の感情を模索していました。その上、プロデューサーとして撮影セットで起こる日々の問題に対処することで、さらにプレッシャーがかかってしまったんです。
本当に楽しかったし、プロデューサーになる過程を学ぶことも大好きでした。ハードワークには慣れていますしね。“ハードワークは良いこと”という考えで生きてきましたが、この番組では消耗してしまったんです。
“休みが必要だ”と思う時が来たから、姿を消して1週間メキシコへ行き、ビーチで時間を過ごしてゆっくりしました。そして現在、1年間休んでいますが、それはこの番組がどれだけ大変だったかという結果だと思います。どんな仕上がりになっているのか観るのが楽しみだし、僕たちのハードワークは無駄ではなかったと感じています。」
ホランドが1年間の休業を要するほど演技と製作に闘魂注入したパッションプロジェクト「クラウデッド・ルーム」では、凶悪事件で逮捕されたダニーが尋問官のライア・グッドウィンとの面談で謎めいた人生を少しずつ語り出し、過去のターニングポイントを見つめ直すうちに、驚くべき事実が明らかになっていく、というシリアスな物語が描かれる。
共演者には、ライア役に『マンマ・ミーア』シリーズやのアマンダ・セイフライド、母親キャンディ役に「シェイムレス 俺たちに恥はない」(2011‐2019)のエミー・ロッサム、『ヘルボーイ』(2019)のサッシャ・レイン、『秘密への招待状』(2020)のウィル・チェイス、『6アンダーグラウンド』(2019)のリオル・ラズ、『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(2015)のライラ・ロビンズ、「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019-)のヘンリー・アイケンベリー、『ハリー・ポッター』シリーズのジェイソン・アイザックスほか。
脚本・製作総指揮は『ビューティフル・マインド』(2001)でアカデミー賞脚色賞に輝くアキヴァ・ゴールズマン。監督は『私というパズル』(2021)のコーネル・ムンドルッツォが務めた。
全10話となる「クラウデッド・ルーム」は、Apple TV+にて2023年6月9日(金)に第1~3話が配信開始。以降、毎週金曜日に1話ずつ新エピソードが追加される。
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