【ネタバレ】トム・ホランド、『アメイジング・スパイダーマン3』を観たいと語る「僕もフルサポートする」

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。
ホランド版トリロジーの完結編とされる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』には、サム・ライミ版シリーズのトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドがカムバックし、3世代にわたるスパイダーマンが大々的にクロスオーバーする一大イベントとなった。その公開後、企画が浮上していながら実現しなかった『アメイジング・スパイダーマン』第3作をファンが求めて、SNSでトレンド入りするなど大きな盛り上がりを見せている。
そんな中、最新作『アンチャーテッド』のために米Comicbook.comの取材に登場したホランドも、そのトレンドについて反応している。
「『アメイジング・スパイダーマン3』を観たいですね。すごく素晴らしかったのは、観客のみなさん(の支持)を取り戻すために、アンドリューがキャラクターとスタジオをもって、何らかの形で償いが出来たことだと思います。彼が(MJ役の)ゼンデイヤを救うシーンでは、映画館でファンの反応が凄かったんです。ソニーもやるべきかな?それなら僕もフルサポートするつもりです。アンドリューのこともです。」
ホランドが言う“アンドリューがゼンデイヤを救うシーン”とは、自由の女神でスパイダーマン3人がヴィランたちと最終決戦を繰り広げた場面のことだ。『アメイジング・スパイダーマン 2』(2014)でガーフィールド版スパイダーマンはグリーンゴブリン(演:デイン・デハーン)と戦闘中、時計塔から落下する恋人グウェン(演:エマ・ストーン)にクモ糸を伸ばすも間に合わず、目の前で最愛の人を亡くしてしまう。
大切な人を失ってしまった辛い体験については、『ノー・ウェイ・ホーム』の劇中でもガーフィールド版ピーターが打ち明けていたが、過去に救えなかった恋人の代わりに、ホランド版ピーターの恋人であるMJの命を救うことで償いを果たし、哀しくも感動的な展開となっていた。そのシーンに込められたメッセージを理解した観客は、劇場で大きく沸いたのではないだろうか。『ノー・ウェイ・ホーム』を観賞したファンの間で、『アメイジング・スパイダーマン3』を求める声が高まるのも理解できるというものだ。
また、『ノー・ウェイ・ホーム』では、『アメイジング・スパイダーマン2』のその後にアンドリュー版ピーターがどんな人生を送っていたかも語られた。ガーフィールドにしてみれば、自身が主演したシリーズで実現しなかった全てにセカンドチャンスが与えられたと言っても過言ではない。
そして、ガーフィールド自身も再びスパイダーマンを演じる可能性について、「絶対にない、ということはありません」と答えていることから、あとは米ソニー・ピクチャーズの意向次第といったところだろうか。ホランドやファンの声が届き、『アメイジング・スパイダーマン』第3作が実現することを願いたい。
Source:Comicbook.com