【特集】トム・ホランド&ゼンデイヤ『スパイダーマン ホームカミング』の役柄を語る
ファン待望の新たな映画版「スパイダーマン」、その単独映画1作目が『スパイダーマン ホームカミング』だ。トム・ホランド扮するピーター・パーカーは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で顔見せを果たし、今後の活躍に期待が高まるばかり。ヒロインは子役時代からの演技経験を誇るゼンデイヤが務めるとみられている。
若いスターとスパイダーマンの“初対面”
幼いころからスパイダーマンの大ファンだったトム・ホランドは、新スパイダーマンのオーディションがあることを知ると、エージェントに「頼むから受けさせてほしい」と熱望。体操の経験を活かして、バク転や側転をしながら自己紹介するというユニークなビデオをマーベルに送ったという。最終選考のあと、彼はオーディションの結果を意外な形で知ったようだ。
「ベッドでインスタグラムを見てたんだよ。オーディションから1ヶ月くらい後のことだ。そしたらマーベルが写真をアップしてて、“ウェブサイトで新しいスパイダーマンをチェック!”って投稿してた。だからパソコンでマーベルのサイトにアクセスしたら、“新しいスパイダーマンはトム・ホランド”って書いてあったんだ。舞い上がったよ。ブッ飛んだね」
一方のゼンデイヤは、幼いころはスパイダーマンのファンでも、コミックが好きな少女でもなかったという。彼女は「スパイダーマンは成長してからお気に入りになったの」と話している。
「トビー・マグワイアの映画(サム・ライミ版『スパイダーマン』)が公開された時、私はまだ作品を楽しむには若すぎたと思う。でもリブート版が公開された時、私は16歳くらいで、初めてのデートで『アメイジング・スパイダーマン』を観たのよ。夢中になったわ」
https://theriver.jp/amazing-spider-man-closing/
“新生”スパイダーマンの特徴は?
『スパイダーマン ホームカミング』で初登場となる“新生”スパイダーマンについて、ホランドはこう語っている。
「みんなはこれまで、億万長者や科学者、戦士(のヒーロー)を見てきた。今度は子どもの出番だよ。撮影現場では、いつも“子どもならどう反応するか”ってことを基準に全部を決めたんだ。だからファイト・シーンも子どもに優しいように作ったよ。彼は決して誰かを殴ったりしない。すべてはアクシデントだ。(過去の映画版との)最大の違いは、彼が若くて純粋だということさ」
残念ながらホランドは、過去にスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドにはまだ会えていないという。しかし彼は、過去の映画版『スパイダーマン』についてこう語った。
「頼れる映画が5本あることはすごくラッキーだよ。この映画が決まるより前に、すべての作品を観ていたしね。(映画が決まってから)全部をもう一度見返して、スゴいと思ったところ、守りたいと思ったところを選んだんだ」
ちなみに『ホームカミング』には、ピーター・パーカーが「おかしなダンス」を踊る場面があるという。ホランドは「上手いダンスじゃないよ。インターネットのみんなは僕をすごいダンサーだと思ってるよね。まだピルエット(つま先回転)は少しできるけど、僕は決していいダンサーじゃないんだ」と話した。

ゼンデイヤの配役は?本人はクールな反応
主演のホランドとともに取材に登場したものの、ヒロインと目されるゼンデイヤの配役はいまだ不明。MJ役という噂が有力(記事)だが、流出した配役資料には「ミシェル」と記されていたほか、彼女自身は噂を肯定も否定もしておらず、むしろファンたちの“予想ゲーム”を面白がっているという。