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世界の監督がコロナ禍を撮る『HOMEMADE/ホームメード』Netflix配信決定 ─ 新鋭から巨匠まで豪華集結、クリステン・スチュワート&マギー・ギレンホールも

HOMEMADE/ホームメード

新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限・外出自粛のなか、世界各国のクリエイターは“新しい生活”をどう見つめたのか。Netflixオリジナル短編映画コレクション『HOMEMADE/ホームメード』が2020年6月30日(火)に配信開始される。このたび予告編映像も公開された。

コロナ禍による新たな生活体験を映像に捉えることを目的とした本作では、それぞれのクリエイターが、自宅にある機材のみで撮影を敢行。本人の日常を描く日記のような作品から短編小説のような一編まで、さまざまな切り口から、世界的なロックダウンが国や人々に与えた影響が映し出される。

監督としては、フランス映画『レ・ミゼラブル』(2019)で映画祭を騒がせた気鋭ラジ・リがフランス・クリシーモンフェルメイユから、イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノがローマから、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(2016)のパブロ・ララインがチリ・サンティアゴから、『最後の追跡』(2016)のデヴィッド・マッケンジーがスコットランド・グラズゴーから登場。日本から、河瀨直美も拠点の奈良にて短編映画を制作した。

そのほか、『ブラックパンサー』(2018)撮影監督のレイチェル・モリソン(米ロサンゼルス)、『ヴィクトリア』(2015)のゼバスティアン・シッパー(ドイツ・ベルリン)、『存在のない子供たち』(2018)のナディーン・ラバキーハーレド・ムザンナル(レバノン・ベイルート)、『ナチュラルウーマン』(2017)のセバスティアン・レリオ(チリ・サンティアゴ)、『マッドタウン』(2016)のアナ・リリ・アミリプール(米ロサンゼルス)、『ベッカムに恋して』(2002)のグリンダ・チャーダ(英ロンドン)というそうそうたる顔ぶれが参加。さらにアントニオ・カンポス(米ニューヨーク)、ジョニー・マー(メキシコ・ハリスコ州)、ナタリア・ベリスタイン(メキシコ・メキシコシティ)、ルンガーノ・ニョニ(ポルトガル・リスボン)という新鋭たちも作品を提供している。

そのほか、『トワイライト』シリーズや『チャーリーズ・エンジェル』(2019)の女優クリステン・スチュワート(米ロサンゼルス)、同じく『ダークナイト』(2008)などの女優マギー・ギレンホール(米バーモント)も監督として参加している。

HOMEMADE/ホームメード

製作を務めるのは、英Fremantle傘下のThe Apartment Picturesと、ホアン・デ・ディオス・ラライン&パブロ・ラライン率いるFabula Pictures。The Apartmentのロレンツォ・ミエリCEOは「クリエイティブに関わる国際的なコミュニティへ、団結と回復のメッセージを力強く届けられる」プロジェクトだと声明を発表。一方、Fabulaのホアン・デ・ディオス・ララインCEOは「作り手に同じ条件のもとで想像性を探求してもらうための挑戦状」でもあったとして、「リソースなどの制約を超越し、フィルムメイキングを追究してほしいと感じていました」と記した。

なお、参加した河瀬直美監督は「歴史上、感染症の脅威にさらされた人類は差別や分断からの悲劇を体験しています。けれど、その先には必ずアートの存在が人々の心に光をもたらします」とのコメントを発表。本プロジェクトについては「デジタル時代のエンターテイメントを牽引するNetflixならではの取り組みであり、これらの収益がコロナ禍への支援に充てられるという意義は計り知れません。国境を超え、人類が共存してゆく先に『わたしの中のあなた』を認める世界の訪れを願います」とのメッセージを贈った。

Netflixオリジナル短編映画コレクション『HOMEMADE/ホームメード』は2020年6月30日(火)独占配信開始

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THE RIVER編集部THE RIVER

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