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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」主要キャストの皆さん、「ゲースロ」を観たことなかった ─ その納得の理由とは?

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の約200年前を舞台に、ウェスタロスを統治したターガエリエン家を描く前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」。本家の人気と相まって第1話はHBO史上最も視聴された新シリーズとなったが、多くの視聴者とは違い、一部の主要キャストたちは「ゲースロ」を観たことがなかったようだ。

大人のレイニラ役を演じるエマ・ダーシーは、「ゲースロ」について「オーディションを受ける前は観たことなかったんです」と米Interview Magazineに告白。「正直言って、それがこの仕事をもらえた唯一の理由だと思います。もし当時、今のように番組への愛があったら、オーディションを通過できなかったでしょうね。プレッシャーに屈していたと思います」。

もちろん、ダーシーは「ゲースロ」を知らなかったわけではなく、「番組が文化的現象であることは知っていました。私は岩の下で生きていたわけではないので、番組のことは自分の周辺の意識にありました」と強調。「ゲースロ」への愛は「撮影が始まる前に、理想的なタイミングで」生まれたと語っている。

また、大人のアリセント役を演じるオリヴィア・クックも同様だ。オーディションまで「ゲースロ」を観なかった理由について、「私は流行りものに抵抗があるんです。でも本当にめちゃくちゃ良い作品なので、自分は損をしていましたね」と英The Guardianに明かしている。

さらに、若い頃のレイニラ&アリセントを演じた2人も、本家を観ていなかったようだ。若きレイニラ役のミリー・オールコックは、その理由について「シリーズが放送された時、私はとても幼かったんです。まだ11歳だったと思います。なので、かなり不適切でした」とコメント。若きアリセント役エミリー・キャリーは撮影前に初めて「ゲースロ」を観たらしく、性的シーンへの不安がさらに増したと語っていた。

世界的大ヒットとなった「ゲースロ」だが、暴力・性描写が露骨なシリーズだけに、若いキャストが未視聴だったのは当然といえる。またダーシーやクックのように、流行ってるのは知ってるけど観ない選択をした人もたくさんいるだろう。もちろん元々「ゲースロ」ファンだったか否かは役者のパフォーマンスに影響せず、4人が演じるレイニラ&アリセントはファンから絶賛を浴びている。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中。

▼ の記事

    Source:Interview Magazine,The Guardian,The Times

    Writer

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。