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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第7話、画面暗すぎ問題に嘆きの声 — ファンの意見にHBOも反応

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚スピンオフ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第7話『ドリフトマーク』は、文字通り‟ダーク”なエピソードであった。物語の展開だけでなく、照明自体が暗すぎたのだ。同エピソードが配信されると、数多くのファンが「画面が暗すぎて見えない」といった嘆きの声をSNSに投稿。この騒ぎにHBOが反応する事態となった。

この記事には、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第7話『ドリフトマーク』のネタバレが含まれています。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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シーズン1の共同ショーランナー、ミゲル・サポチニクが最後に監督を務めた第7話。レーナ・ヴェラリオン(ナンナ・ブロンデル)の葬儀のため、一族はドリフトマーク島に集結する。レイニラ王女(エマ・ダーシー)と叔父のデイモン王子(マット・スミス)はビーチで一夜を過ごし、エイモン王子(レオ・アシュトン)はレーナのドラゴンだったヴァーガーを盗み、レーナやレイニラの子供たちと乱闘になる。ほとんどの出来事が夜に起きたとはいえ、あまりの照明の暗さに視聴者からは「見えない」という不満の声が出てしまった。

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これに対してHBOは、HBO Maxサポートの公式Twitterアカウントを通じて反応。あるユーザーの「文字通り1話まるごと暗い画面の #HouseOfTheDragon について、HBO Maxには謝罪文を出してもらいたい」というツイートに対し、以下のように回答した。

「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』第7話の夜のシーンについて、暗く表示されるとのご指摘ありがとうございます。このシーンの照明の暗さは意図的で、クリエイティブな判断によるものです。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
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なお、画面が暗いという指摘は本家「ゲーム・オブ・スローンズ」の頃からあり、ホワイトウォーカ―との死闘を描いたシーズン8第3話『長き夜』では同様の反発を招いた。同エピソードで監督を務めたのもサポチニクであり、当時のインタビューで次のように語っている。

「これは人間の持つ最後の希望であり、最後の光の道しるべであるという意味がありました。超現実的で混沌としたクライマックスを迎えるため、物語をどう進めたらいいかという観点から、それに適した環境が必要だったんです。すべての理由が揃っていたので、誰も暗すぎるのではないかと考えたりしませんでした。」

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第7話についてサポチニクはまだコメントしていないが、「ゲースロ」同様、ストーリーを進める上で必要な仕掛けだったのだろう。暗い画面が話題になったものの、それ以上に子供世代・親世代の血なまぐさいバトルや、原作とは異なる衝撃のラストが反響を呼んでいる。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて独占配信中。

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    Source:IndieWire Filmmaker Toolkit

    Writer

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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