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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」、双竜の舞踏を完全に描くには「全10話4シーズンが必要」と原作者

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)
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「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の約200年前を舞台に、ターガリエン家の衰退を招いた内戦‟双竜の舞踏”を描く前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」。原作者のジョージ・R・R・マーティンは、‟双竜の舞踏”のストーリーを完全に描くには合計40エピソードが必要であることを明らかにした。

マーティンは自身のブログ『Not A Blog』に「私が子供の頃、テレビ番組は1シーズン39話だった」とつづり、「私が『美女と野獣』(TVシリーズ)の脚本を書いていた頃には22話に減り、ケーブルはそれをさらに縮小した。『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』は1シーズン13話だったが、その数年後『ゲーム・オブ・スローンズ』は10話になった」と、年々減少するシーズンあたりのエピソード数に言及。

しかし必ずしもエピソード数を増やしたいわけではなく、「もし『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が1シーズン13話だったら、‟タイムジャンプ”せざるを得なかったすべてをお見せできたかもしれない……でもそうすると、一部の視聴者から『展開が遅すぎる』『何も起こらない』といった苦情が来るリスクがある」とジレンマを明かした。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のシーズンが全10話であることに問題はないようで、「私たちのストーリーを語るために毎シーズン10時間あることに感激している。ご存じの通り『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』は8時間しかないし、私のAMCの番組『Dark Winds(原題)』は全6話だ。これからもそうであってほしいと願っている」とコメント。シリーズ全体で必要なエピソード数については、「‟双竜の舞踏”を最初から最後まできちんと描くには、全10話の4シーズンが必要になりそうだ」と明かした。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は以前「3〜4シーズン分のみ」の構想であることが報じられていたが、マーティンの発言を基にすると、少なくとも4シーズンは確実に制作されそうだ。‟双竜の舞踏”を完璧な形で仕上げてほしいというのは、ファンも望むところだろう。

ちなみにシーズン1では全10話で約28年の物語を描くことが明かされており、第8話までに複数回のタイムジャンプが起きている。これについてマーティンは、「非常にうまく対処している」と共同ショーランナーのライアン・コンダルを称賛した。

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中。

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    Source:Not A Blog

    Writer

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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