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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」、レイニラ&アリセントの間には友達以上の親密さがあった?キャストたちが考えを語る

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)
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「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の開始以来、一部の視聴者はレイニラ(ミリー・オールコック/エマ・ダーシー)とアリセント(エミリー・キャリー/オリヴィア・クック)の関係に同性愛的な含みを感じていた。初期エピソードでは「友達以上の関係になるのでは?」とネット上で議論されたこともあったが、役を演じるキャストたちは二人の関係をどう解釈しているのだろうか?

若きアリセント役を演じたキャリーは、米Varietyに自身の考えをコメント。これについて、リハーサル時にレイニラ役のオールコックと議論を交わしたことがあったそうだ。「あるシーンをやっていて、ミリーと私はお互いを見て『なんか今にもキスしそうな感じだったよね?すごく変な感じだった!』と言いました。それで、私たちは話し合ったんです」。

その上で、キャリーは次のように説明。「私たちは『彼女たちをゲイにしよう』とか『クィアベイティング(LGBTQ+の描写をほのめかして注目を集めること)しよう』とか、そんなことはしていません。もしそう解釈したいならすればいい。友達以上の関係として見たいならそうすればいい。違うなら、そのような見方をしないでください。彼女たちは14歳の少女で、プラトニックとロマンチックの違いをわかっていないのです」。

また米New York Timesのインタビューでは、大人のレイニラ&アリセントを演じるダーシーとクックが二人の関係について語っている。

ダーシーは「そのような性的なエネルギーは、初期の二人の関係に確かに存在しています。レイニラは、知られたい、見られたいという深い欲求に主に突き動かされていると思います。この時点では傷や痛みがあまりにも強すぎて、性的な欲望と意識的に向き合う余地があるかどうかはわかりません。でも彼女は間違いなく、昔二人が共有した身体的な親密さを求めています」と話し、二人の間に友達以上の親密さがあったと考えているようだ。

続いてクックは、「今のアリセントが、それ(欲望)がどんな感じかわかっているかどうか、自分にはわかりません」と述べ、「何層にも抑圧され、性欲や欲望はもう大昔の堆積物になっているでしょうね。アリセントからすれば、自分が何を感じているのか、何がきっかけで再びレイニラに近づいたのか、そこまで自覚していないと思います」と語った。

アリセントがレイニラの父ヴィセーリスと結婚したことで二人の関係が発展することはなかったが、キャストが語ったように、お互いへの欲望は存在していたのかもしれない。しかし鉄の玉座をめぐる内戦が始まれば、欲望どころか和解の可能性すら完全に消え去ることになりそうだ。

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中。

Source:Variety,New York Times

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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