「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2以降の展開、すでに「目指したい場所、終着点の感覚はある」と製作者

2010年代を代表する大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚スピンオフ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のシーズン2製作が正式に決定した。本作は第1話の米国視聴者数がHBOの新記録を樹立し、その他の地域でも大ヒットとなっている。
共同ショーランナーのライアン・コンダルは、以前からシーズン2のプロットを考えていることを明かしていたが、具体的にはどの程度の計画を練っているのだろうか? 米Colliderにてコンダルが以下のように語っている。
「かなり良いプランが立てられていると思います。いつでも、こういった計画は大まかでなければなりませんが、指標となるアイデアや目指したい場所、終着点の感覚はあります。170年の歴史が目の前にあるわけですから、どの時点でこの物語の幕を下ろすのか考える必要があり、いつも僕たちはそのことを意識しています。」
コンダルの発言によれば、終着点までの細かい道のりについては未定だが、大まかな地図はクリエイターチームの頭の中で形を作りつつあるようだ。またコンダルは、300年間にわたってウェスタロスで繰り広げられた物語を紐解いていく「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」には、そのユニバースを拡大していける余地が大きいとも言葉を続けている。
「(今後のストーリーで)模索するべき300年にわたるターガリエン家の歴史には、実に多くの魅力的な物語があります。征服の話もあれば、ターガリエン家が旧ヴァリリア帝国を離れる物語もありますし、ターガリエン家がドラゴンを所有して権力を握っているパターンもありますよね。それから、もうドラゴンは所有していないけど、ターガリエン家が権力を誇っている物語もあります。そこで何が変わって、どう違うのか? 掘り下げられる要素は豊富だし、景観も豊かです。ファンは意欲的で熱心だし、人々が望めば、このユニバースには語れる数多くの物語があると思います。」
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はジョージ・R・R・マーティンによる小説『炎と血』(早川書房)が基になっているが、ドラマ版の人気がさらに勢いを増せば、「ゲーム・オブ・スローンズ」と同じく原作を超えて物語が展開される可能性もありそうだ。ひとまず現時点では、シーズン2のさらなる情報公開を楽しみにしておこう。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はU-NEXTにて配信中(毎週月曜に新エピソードを配信)。
Source: Collider