「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が「ゲースロ」と同じオープニング曲を使う理由とは?作曲家が説明

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」第2話で初公開されたオープニング・クレジットは、本家「ゲーム・オブ・スローンズ」と同じテーマ曲を使用していることで話題となった。新たに作曲するのではなく、オリジナルのテーマ曲を引き継いだのはなぜだろうか?作曲家のラミン・ジャヴァディが、その理由を米IGNに明かしている。
「古いものと新しいものを結びつける良い例だと思います。シリーズとして、これらの物語をすべて繋げることができますから。オリジナルのメイン・タイトルでは、すべてのキャラクターと、この世界の旅と冒険をつなぐ包括的なテーマとして常に考えていました。なので、今回もこのテーマ曲で繋ぐのが適切だと思ったんです。」
オープニングで本家とスピンオフに繋がりをもたせるため、同じテーマ曲を選んだというジャヴァディ。しかし各キャラクターには、それぞれユニークな曲を用意しているという。「メロディ的にはゼロからのスタートですが、サウンド的にはオリジナルのスコアを参考にしています。過去にターガリエン一族が使ったであろう特定のサウンドを使う予定です」。
また、ジャヴァディは「『ゲーム・オブ・スローンズ』では常に音楽が大きな役割を担ってきた」と語り、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」でも足並みをそろえる意向を示した。「音楽は視聴者を導くこともできるし、誤解を招くこともあります。だからオリジナルの『ゲーム・オブ・スローンズ』では、ナレーションと音楽の関係に細心の注意を払いました。ここでも同じことをしようと思っています」。
オープニングの映像は、「ゲースロ」ではウェスタロスとエッソスの地図、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」ではターガエリエン家の家系図に焦点を当てている。これによって視聴者はそれぞれのテーマの違いを見て取れるが、同じテーマ曲が流れることで両作品の繋がりを感じられるのは間違いないだろう。
Source:IGN