『ハリー・ポッター』監督、『呪いの子』映画化に意欲「ぜひ作りたい」

『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)の監督として知られるクリス・コロンバスが、シリーズのその後を描いた『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化に前向きだ。『ハリー・ポッター』映画シリーズ誕生から20周年を記念して行われた米Varietyとの取材で、意欲を見せている。
コロンバスは、シリーズ第1作『賢者の石』と第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002)で監督を務めた人物。第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』ではアルフォンソ・キュアロンに監督を譲るも製作として参加した。
そんなコロンバスは、ハリーたちの物語から19年後が舞台の『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化について「ぜひ監督したいです」とコメント。「素晴らしい演劇ですし、(舞台の)子役たちも演じるのにちょうど良い年齢です。私にとって、(映画化は)ちょっとしたファンタジーですね」と前向きだ。
監督の発言にある通り、『呪いの子』は2016年7月に初演を迎えた演劇が原作。その後同年11月に、舞台のリハーサルスクリプトを基にした書籍版が出版されている。映画化の噂については、2016年に米ワーナー・ブラザースがダニエル・ラドクリフのハリー・ポッター再演で『呪いの子』を企画していると報じられていたが、今のところ正式発表はなされていない。
さらに、2019年2月にはシリーズ主演のダニエル・ラドクリフが「ハリー・ポッター役を演じるのは僕が最後ではない」と冷静な考えを示してもいた。事実、2021年1月下旬には、ワーナーが『ハリー・ポッター』のテレビドラマ版を発表。どちらかといえば、制作側も映画シリーズの継続には本腰を入れていない印象だ。
いずれにせよ、いつか『呪いの子』映画化が発表される日が来れば、『ハリー・ポッター』経験者にして熱意もあるコロンバスの名は監督候補に挙がってほしいところ。ちなみに、コロンバスは現在もハリー役のラドクリフと連絡を取り合っているといい、さらにマルフォイ役のトム・フェルトンとは「たくさんのチャットを交わしている」というから、シリーズ卒業組も何らかの形でカムバックをしてほしい。
『ハリー・ポッター 8-Filmホグワーツ・エクスプレス コレクターズBOX』は2021年12月1日(水)より発売スタート。
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Source: Variety,NYDailyNews