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『ハリー・ポッター』ダドリー役ハリー・メリング、減量後の「周りから認識されない」環境に感謝「新たなスタートに」

ハリー・メリング Harry Melling
Daniel Deme/WENN.com 写真:ゼータイメージ

『ハリー・ポッター』シリーズのダドリー・ダーズリー役で世界から注目を浴びた俳優ハリー・メリング。強烈な印象のダドリーを演じていた傍ら、ある時点で周りから「認識されない」生活を送っていたのだとか。

もっとも、当のメリング本人は「認識されない」ことをプラスに考えていた模様。その理由には、“脱ダドリー役”を見据えたメリングなりの考えがあった…。

『ハリー・ポッター』シリーズでメリングが演じたのは、ハリーが居候するダーズリー家の息子ダドリー。両親に甘やかされて育ったダドリーはわがままな少年というだけにとどまらず、ハリーに意地悪をするなど、強烈に憎たらしい印象を残した。メリングは、2010年公開の『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』がシリーズ最後の出演となっている。

メリングが周りから認識されなくなった大きな理由が、その体型の変化だ。太っちょダドリーの印象が強いメリングだが、いまやその体型は見違えるほどスリム。米Peopleの取材に応じたメリングによれば、体型に変化が生じたのは「演劇学校に通っていた18歳の時」だという。「無意識に(体型が)変わっていきました」「僕の方で(痩せる)大きな必要があったわけではないんです」と振り返っている。

1989年生まれのメリングが18歳の時というと2007年、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』公開の頃だろうか。それ以降のメリングの変化ぶりといえば、『死の秘宝 Part1』でダドリーを演じるためにファット・スーツを着用しなければならなかったほど。この時までには見違えるほど痩せていたのだろう。「舞台にすごく打ち込んでいた」という演劇学校時代を回顧するメリングは、以下のように続ける。

「人生のそのような段階にいた時にありがたかったのは、(周りから)認識されなかったことです。(『ハリー・ポッター』)映画シリーズの一部にいましたが、一方で(認識されないことが)新たなスタートを切る良い機会だと感じました。これは使えるぞって感じで。」

かく言うメリングが『死の秘宝 PART1』後に出演した初の長編映画は、ジェームズ・グレイ監督作『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』(2016)。以降、Netflixのアクション映画『オールド・ガード』(2020)では製薬会社CEO役、『悪魔はいつもそこに』(2020)では宗教に取り憑かれた田舎町の牧師役と、幅広いキャラクターを演じている。各作品で見せる個性抜群の演技はさる事ながら、スリムでスマートな彼の容姿から、かつてのダドリー役の面影は殆ど感じられない。努力によって“脱ダドリー”を果たしたメリング。今後はどんな強烈なキャラクターを演じてくれるのだろう。

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Source: People

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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