『ハリー・ポッター』ドラマ化、映画でカットされた原作要素が見たいとダニエル・ラドクリフ

米ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーにて、映画『ハリー・ポッター』シリーズをドラマ化する企画が進行するなか、映画版に主演したダニエル・ラドクリフがドラマ版に望むことを語っている。
このドラマ版はJ・K・ローリング著の原作『ハリー・ポッター』全7巻を忠実に再現し、10年間にわたって長期的に製作される予定だ。
米Varietyのインタビューで、ドラマ版についてどのような想いを抱いているか質問されたラドクリフは「一人の視聴者としてワクワクしています。少し違った視点で、みなさんと一緒に楽しめるのではないでしょうか」と回答。映画シリーズに主演していたラドクリフは、元関係者の視点でドラマ版を楽しんで評価することになるから、一般の視聴者とはまた違った観点を持つことになるだろう。
またラドクリフは、「まったく新しい世代に、あの物語が新しい形で紹介されるのは素晴らしいことです。テレビシリーズとしてのお目見えとなるので、おそらく全ての物語を描く時間があるのではないでしょうか。ですから、映画からカットされた原作の内容について怒っていた人たちにとっても、ついにファンが求めていたフルバージョンを目に出来ることを願っています」と述べた。
現時点でキャストは発表されていないが、以前にラドクリフは別のキャラクターとして登場する可能性に、「僕の認識では、シリーズは新しいスタートを切ろうとしています」「なので、僕は一切出演を望んでいません」と答えていた。すでにラドクリフにとって、『ハリー・ポッター』は過去の思い出となっているようだ。
ドラマ版には、製作総指揮としてローリング、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニール・ブレア、『アイム・ノット・シリアルキラー』(2017)ルース・ケンリー=レッツの参加が決定済み。米国ではHBO MaxとDiscovery+を統合した新サービス「Max」にて配信され、全世界配信も予定されている。
なお、ラドクリフは第75回(2023年)エミー賞で、パロディ歌手アル・ヤンコビックを描いた伝記映画『Weird: The Al Yankovic Story(原題)』の演技で、リミテッド・アンソロジー/映画部門の主演男優賞にノミネートされている。
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Source:Variety