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『ハンガー・ゲーム』前日譚小説が刊行決定、映画化企画も進行中 ─ 舞台は3部作の64年前

ジェニファー・ローレンス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19468446940/

ジェニファー・ローレンス主演の大ヒットアクション映画、『ハンガー・ゲーム』シリーズの前日譚映画が企画されているという。作家スーザン・コリンズによる原作小説の新刊が米国で発売されることが決定し、映画版を手がけたライオンズゲートのジョー・ドレイク会長が明かした。

『ハンガー・ゲーム』シリーズは、文明崩壊後の国家パネムを舞台に、ランダムに選出された12~18歳の24人が、テレビ中継される中で最後の一人になるまで殺し合わねばならないというストーリー。原作小説は3部作で、映画版は全4作が製作された。映画版で主人公カットニスを演じたジェニファー・ローレンスにとって、本作は『X-MEN』と並ぶ代表的シリーズである。

2020年5月14日に米国にて刊行予定の『ハンガー・ゲーム』新刊小説は、シリーズの前日譚を描く内容となり、3部作の物語が始まる64年前のパネムが舞台となる。その10年前にあたる“74年前”には、人々が政府に対して「ダーク・デイズ」と呼ばれる初めての反乱を起こしていた。やがて戦争や「ハンガー・ゲーム」なる殺し合いへと繋がった戦いが、まだ直接的に後を引いている時代の物語になるとみられる。著者のコリンズは、本作で「自然の本質、私たちは何者か、生き延びるために必要な感覚とは何か」というテーマを掘り下げるという。

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Varietyによれば、『ハンガー・ゲーム』前日譚の企画は初期段階にあり、脚本家・監督・出演者は決まっていない。ただしライオンズゲートのドレイク会長によれば、スタジオ側は新刊となる前日譚小説の執筆中からコリンズとの話し合いを重ねてきたとのこと。コメントの中では「次回作の刊行が待ちきれません。映画版で彼女(コリンズ)とのお仕事を続けていくことを楽しみにしています」と述べられている。

なお、前日譚小説の設定やストーリーがそのまま映画化される場合、ジェニファー・ローレンスが演じたカットニスは登場しないことになりそうだ。新たな顔ぶれについては続報の到着を待とう。

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Sources: Variety, Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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