『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』ライアン・レイノルズがアドリブ全開、NGシーン&未公開映像が到着 ─ サルマ・ハエックはオナラを試行錯誤?

ライアン・レイノルズ主演、『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』が2022年4月8日(金)より全国公開された。この度、本作の未公開映像および、NGシーン集が到着している。
2021年6月に全米公開され初登場1位となった本作は、『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)につづくシリーズ第2弾だ。ライアン・レイノルズふんするベテランのボディガードと、サミュエル・L・ジャクソンが演じる最強の殺し屋。共演には、サルマ・ハエック、アントニオ・ バンデラス、モーガン・フリーマン、フランク・グリロら超豪華俳優陣が勢揃いし、それぞれにアクの強さを見せつける。命を守るボディガードと、命を奪う殺し屋。水と油のように決して相容れないはずのふたりが、とてつもなくヤバい化学反応を起こす。
今回公開されたのは、本編では観ることができないライアン・レイノルズのアドリブ全開シーンが収められた未公開&NGシーン集。最初のシーンは、ライアン演じるマイケルがセラピストと言い合いになるところだ。かつてトリプルAの称号を誇ったマイケルは、いまだにボディガードの資格を剥奪された現実を受け止めきれず神経症に。通っているセラピーではボディガードと距離を置くことを勧められるが、なかなか素直に受け入れられないマイケルだった。
未公開シーン集では、そんなマイケルのセラピストへの“口答え”が何パターンも撮影されていたことがわかる。本編では「資格のない警護なんて胴のないベリーダンサーと同じ」が採用されているセリフも、「脳みそのないセラピスト」、「ナニのないポルノスター」、「やれなくはないけど効果的じゃない」など、ライアンのアドリブの試行錯誤の結果から生み出されていたようだ。
続けて収められているのは完全未公開シーン。マイケルがインタビューを受けているが、おそらくこれは彼の妄想。20歳から『私のはじまり』というタイトルの自叙伝を書いていたが、すでにケネス・ブラナーの自叙伝に使用されていたと語ったり※、トリプルAの意味を聞かれ、「予測(anticipation)、敏しょう性(agility)」と続けてAから始まるワードを3つ揃えるはずが、「準備(preparation)と言ってしまったりなど、ライアン節満載のギャグが炸裂している。
※実際に「私のはじまり ケネス・ブラナー自伝」が出版されている。
また、ソニア役のサルマ・ハエックとの共演によるNGシーンも収録。演技で殴ったフリをするはずが、拳が壁に跳ね返ってライアンを本当にぶってしまうサルマ。ソニアの役柄のまま謝るサルマと、マイケルの役柄のまま「なぜ殴るフリがそんなに難しいんですか?」と返すライアン。そしてそのままリテイクするも噛んでしまうライアンとそれに吹き出すサルマ。2人の微笑ましい貴重な様子が映し出されている。さらに、最後にはサルマ演じるソニアがお腹を壊してオナラをしてしまう未公開シーンも。パトリック・ヒューズ監督が思わず吹き出してしまいながらも、オナラの音を何パターンも試行錯誤する様子が収められている。
『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』は公開中。