『ロッキー』の舞台裏が映画化決定、『グリーンブック』監督が手がける ─ シルベスター・スタローンの無名時代、人生を変える決断を描く

シルベスター・スタローン主演のアクション映画『ロッキー』製作の舞台裏に迫る伝記映画『I Play Rocky(原題)』を『グリーンブック』(2018)ピーター・ファレリー監督が手がけることがわかった。米Deadlineが報じている。
1976年に公開された『ロッキー』は、米フィラデルフィアに暮らす落ちこぼれボクサーのロッキー・バルボアの挑戦と成長を描いた映画。その後、5作の続編映画が製作され、2015年にはスピンオフ映画『クリード』シリーズも誕生するなど、半世紀にわたって愛されているシリーズだ。
『ロッキー』は、俳優としてなかなか芽が出ずに苦労していたシルベスター・スタローンが自身の境遇と重ね合わせて生み出した1作。『I Play Rocky』では、スタローンがアクションスターとして活躍する前の下積み時代にフォーカスが当てられるという。あらすじは以下のように伝えられている。
「顔の一部が麻痺し、言語障害のある売れない俳優が脚本を書き、大手映画スタジオがそれを買いたがる。しかし、彼は自分が主役を演じなければ売れないと断る。人生を変えるような大金のオファーを断った彼は、自分が主役の映画を製作するために、小銭を稼ぐ。映画は1976年最大の興行収入を記録し、アカデミー賞10部門にノミネート、作品賞を受賞した。象徴的な映画『ロッキー』製作の実話。」
監督を務めるピーター・ファレリーは、米ワーナー・ブラザース映画部門元会長のトビー・エメリッヒと共にプロデューサーを兼任。脚本は、『砂と霧の家』(2003)や『Z Bull ゼット・ブル』(2018)のピーター・ギャンブルが手がける。
報道によれば、現在はスタローン役を演じるキャスティングが行われているという。プロデューサーのエメリッヒは主役のキャスティングについて、「『ロッキー』に主演した無名のスタローンのように、ピート(ピーター)は自分の力を世界に示すために、たった一度のショットを必要としている俳優を発掘するために、世界中を探し回るだろう」とコメントしている。
▼『ロッキー』 の記事
『ロッキー』全6作を収めた『ロッキー:アルティメット・ノックアウト・コレクション』8月21日発売開始 ─ 豪華アウターケース付きの初回限定盤 これはファン垂涎 スタローン、故カール・ウェザースに別れの言葉 ─ 「なぁ、アポロ、パンチを止めるなよ」 「絶対に忘れない」 カール・ウェザース逝去 ─ 『ロッキー』アポロ役や「マンダロリアン」グリーフ・カルガ役など ご冥福をお祈りします シルベスター・スタローン、『ロッキー』は「誰も作りたがらなかった」 ─ 「全然すごくもないし、これからもそうはならないという男を描きたかった」 自身最高の脚本に 『クリード 過去の逆襲』マイケル・B・ジョーダンとジョナサン・メジャースが語る特別映像が公開 ─ 宿敵デイムの新たな場面写真も ド級のファイトシーン
Source:Deadline