1400万人の実話に基づく衝撃の群像ドラマ『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』6月19日公開決定 ─ 世界の映画祭で41冠の話題作が日本上陸

群像ヒューマンドラマ映画『I WAS A STRANGER』が、邦題『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』として2026年6月19日(金)より日本公開されることが決定した。あわせて本予告とメインビジュアルも解禁された。
本作が見つめるのは、2011年から2024年まで続いたシリア内戦だ。長期独裁政権への不満を発端に勃発した戦禍によって、国外避難を余儀なくされた市民は1,400万人にのぼる。『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』は、その現実に着想を得ながら、紛争によって引き裂かれる家族と、彼らを取り巻く人々の姿を多角的に描き出す。戦争という巨大な悲劇の中で、国籍も職業も立場も異なる人々の運命が交差していく。
監督・脚本・製作を務めたのは、『ローン・サバイバー』やマーティン・スコセッシ監督作『沈黙 -サイレンス-』などでエグゼクティブ・プロデューサーとしてキャリアを築いてきたブラント・アンダーセン。人道支援活動家としても知られるアンダーセンは、短編映画『Refugee』でアカデミー賞実写短編映画賞にもノミネートされた。その経験をもとに、実際の出来事や証言を丹念にリサーチし、シリア、トルコ、ギリシャ、アメリカの4か国を舞台に、5つの家族の人生が交差する5章構成の群像劇として再構築した。
キャストには国境を越えて活躍する実力派が集結した。『キャラメル』で注目を浴びたヤスミン・アル・マスリーが、危機的状況のなかでも冷静さを失わない医師を熱演。『最強のふたり』のオマール・シーは、悪辣な密航業者でありながら愛情深い父でもある複雑な人物像を演じる。さらに『皮膚を売った男』のヤヤ・マヘイニ、パレスチナ出身のジアド・バクリ、ギリシャ人俳優コンスタンティン・マルクーラキスらが加わり、極限状況を生きる人々の葛藤を体現する。
本予告は、シリア・アレッポで家族が食卓を囲む穏やかな日常が、爆撃によって一瞬で奪われる場面から始まる。国外へ逃れようとする母娘、民間人の命を奪うことに葛藤する政府軍兵士、病弱な息子の未来のため難民をギリシャ行きのボートに乗せる密航業者、家族とともにそのボートへ乗り込む父親、そして嵐の海で難民を救出しようとする沿岸警備隊の船長。異なる立場の人々の視点が連鎖し、観客自身がその記憶を追体験するような臨場感を生み出している。
第74回ベルリン国際映画祭ではスペシャル・ガラでワールドプレミア上映され、アムネスティ国際映画賞を受賞。さらに第48回サンパウロ国際映画祭観客賞をはじめ、世界の映画祭で41冠を達成している。紛争地の恐怖と絶望を描きながらも、愛する者を守り、尊厳と希望を手放さずに生きようとする人々の姿が胸を打つ一本になりそうだ。

『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』は2026年6月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。




















