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『ムーンライト』監督最新作『ビール・ストリートの恋人たち』2月22日公開 ― 70年代NY、恋人ふたりの愛と信念描く

ビール・ストリートの恋人たち
(c)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.

アカデミー賞®作品賞受賞『ムーンライト』(2016)を手がけたバリー・ジェンキンス監督の最新作、映画『If Beale Street Could Talk(原題)』が、邦題『ビール・ストリートの恋人たち』として2019年2月22日(金)にTOHOシネマズ シャンテほか全国の映画館で公開される。このたび日本公開決定にあわせて、日本語字幕付き海外版予告編が到着した。

「ジェームズ・ボールドウィンは時代の先駆者です。ボールドウィンのイメージにある、ティッシュとファニーの愛の力を映画化することは長年の夢でした」

こう語るのは、自分の居場所を探し求める青年の愛の物語『ムーンライト』が第89回アカデミー賞®で8部門にノミネート、作品賞ほか3部門を獲得したバリー・ジェンキンス監督だ。最新作『ビール・ストリートの恋人たち』では、作家ジェームズ・ボールドウィンの小説「ビール・ストリートに口あらば」を原作に、1970年代のニューヨーク・ハーレムに生きる若者ふたりの愛と信念の物語を、圧倒的な映像美と叙情的な音楽で描き出した。

『ローグ・ワン』ディエゴ・ルナほか旬のキャストが集結

本作は2018年トロント国際映画祭でお披露目されると観客賞次点1位を獲得したほか、「完璧なまでに美しい映像」(SlashFilm)、「30年に1度の映画体験」(FOX-TV)、「荘厳な愛の賛歌」(SCREEN ANARCHY)といった絶賛を浴びた。米国の有名レビューサイトRotten Tomatoesでは94%の満足度(2018年11月21日時点)を示しているほか、第34回インディペンデント・スピリット・アワードでは作品賞・監督賞・助演女優賞の3部門にノミネートされ、早くもアカデミー賞®が有力視されている。

主人公となるティッシュ&ファニーのカップルを演じるのは、オーディションで抜擢された新人女優キキ・レインと、『栄光のランナー/1936ベルリン』(2016)で主演を務めたステファン・ジェームス
そのほか、ティッシュの母親役でアカデミー賞®︎助演女優賞も有力視されるレジーナ・キング、『グローリー 明日への行進』(2014)のコールマン・ドミンゴ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のディエゴ・ルナ、『デッドプール』(2016)のエド・スクライン、『ゴジラ vs キングコング(邦題未定、原題:Godzilla vs Kong)』のブライアン・タイリー・ヘンリー、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)のデイヴ・フランコ、『イコライザー2』(2018)のペドロ・パスカル、「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2011-)のフィン・ウィットロックといった旬のキャストが脇を固めている。

製作総指揮には『ムーンライト』に続き、製作会社プランBを率いる俳優ブラット・ピットが名を連ねた。バリー・ジェンキンス監督とは『ムーンライト』で共にアカデミー賞にノミネートされたジェームズ・ラクストンが撮影を、ニコラス・ブリテルが音楽を担当している。

映画『ビール・ストリートの恋人たち』は2019年2月22日(金)全国ロードショー

『ビール・ストリートの恋人たち』公式サイト:http://longride.jp/bealestreet/

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。