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『ジョン・ウィック』監督、マーベル映画就任への興味は ─ 『アイアンマン』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が大好き

チャド・スタエルスキ

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督はアクション映画の作り手として、そしてシリーズを拡大する担い手として、その手腕を高く評価されている。では、ハリウッドを代表する一大フランチャイズであるマーベル映画への意欲はいかに?

かつて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の第二班監督を務め、『デッドプール2』(2019)ではスタントを担当するなど、スタエルスキはマーベル作品とも縁が深い人物。過去には『ブレイド』の監督をやってみたいと名乗りを上げたことを明かしていた

このたび、米The Directのインタビューでも、スタエルスキは「『ブレイド』はずっと魅力を感じていた作品です。吸血鬼とマーシャルアーツに魅せられてきたので、よいミックスになると感じていました」と語っている。しかし、『ブレイド』以外のスーパーヒーロー映画への関心を問われると、自身は作品のファンに留まっていると述べている。

「私はそのジャンル(スーパーヒーロー映画)の大ファンです。バットマンは大好きですし、マーベル作品も大好きですし、『アイアンマン』の1作目も、ジェームズ・ガンの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』もたまらなく大好き。私が思うに、これらは映画における画期的な出来事です。ただ私は、そういうIP(知的財産)には自分よりも適任がいると思います。私は自分が最高の仕事をできる場所が分かっていて、制限がない方が良い仕事ができるし、ルールを捻じ曲げる時の方が良い仕事ができる。今あるものを破壊する方が良い仕事ができます。ちょっと変な話ですけどね。」

ちなみにスタエルスキは、「4~5年前までならもっとやりたいと思っていたかも」とも語っている。今から4~5年前といえば、まさに『デッドプール2』のスタントを務めた頃のこと。むしろ現在は「幸いフィルムメーカーとして成長できたので、創造すること、なにかを築き上げようとすることに心地良さを感じる」という。「素晴らしいIPを扱える人はすでにいるので、私は今の場所からホームランを狙いたい。自分自身のもので、より大きな挑戦をしてみたいんです」

『ジョン・ウィック』シリーズは2014年の第1作からパワーアップを続け、最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は俳優陣のアクションも、そのスケールもシリーズ最高と評されている。撮影がハードすぎるあまり、第5作の製作には時間を置くことにしたと語っていたが、製作そのものに対する意欲は満々。スピンオフ作品『バレリーナ』や前日譚ドラマ『ザ・コンチネンタル』など、劇的に拡大するユニバースに当面はフォーカスすることになるのかもしれない。

Source: The Direct

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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