『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』新予告編が米公開 ─ アクションたっぷり、おなじみのテーマ曲とともに

ハリソン・フォード主演、『インディ・ジョーンズ』シリーズの最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の新予告編が米国ほか海外にて公開された。ロンドンで開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション 2023」に、監督のジェームズ・マンゴールドが登場して初披露となった。
本作は1969年を舞台に、アメリカとロシアの宇宙開発競争を背景に、帰ってきたインディアナ・ジョーンズが、新たなキャラクターとともに再び世界を駆け回るストーリー。
公開された予告編は、ローリング・ストーンズの「Sympathy For The Devil」とともに居眠りしていたインディが目を覚ます場面から始まる。引退したインディのもとを訪ねてきた名付け子のヘレナは、「戦争の時、列車の中で見つけたって父から聞いた。歴史の流れを変えられるダイヤルを」と話す。「お父さんを追い詰めたものを、どうして君が探しているんだ?」とインディは尋ねる。
ふたりは“運命のダイヤル”を求めて動き始めるが、それは元ナチスのユルゲン・フォーラーや、その右腕のクレーバーも同じだった。「ドクター・ジョーンズを捕まえろ」と指示するフォーラーは、「ヒトラーはミスをした。私がこのダイヤルで修正する」と口にする。どうやら、彼とインディの間には過去の因縁があるらしい。今回の予告編は、1969年のインディと、“デジタル若返り”で再現された1940年代のインディ、ふたつの時代が交錯する形で構成されている。
かくしてダイヤルをめぐって、インディとヘレナ、フォーラーたちの追跡劇が始まることになる。映像では、月面着陸パレードを舞台にしたチェイスや馬に乗って線路を駆けるインディの姿のほか、格闘やカーチェイス、遺跡での冒険、炎を噴く飛行機からのダイブなど、見どころたっぷりのアクションシーンがおなじみのテーマ曲とともに展開。シリーズ過去作からの登場となる発掘屋サラーも「やっちまえ、インディアナ・ジョーンズ!」と叫ぶ。
「人生に何度かこういうことがあった。ブードゥー教に苦しめられたし、9回撃たれた。1回は父親からだった」。長い旅の終わりに、インディが見る光景やいかに。「ずっとこれを探していたんだ、人生を賭けて」。




キャストにはおなじみインディアナ・ジョーンズ役のハリソン・フォードをはじめ、ヘレナ役に「Fleabag フリーバッグ」(2016-2019)のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、ユルゲン・フォーラー役に“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。発掘屋サラー役をジョン・リス=デイヴィスが再演するほか、アントニオ・バンデラス、シャウネット・レネー・ウィルソン、トーマス・クレッチマン、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルックらが出演する。
監督・脚本は『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールド。共同脚本には『フォードvsフェラーリ』のジェズ&ジョン=ヘンリー・バターワース、デヴィッド・コープが名を連ねた。音楽は名匠ジョン・ウィリアムズが再び手がけている。
製作総指揮はシリーズ過去作を手がけてきたスティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス。プロデューサーはキャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、サイモン・エマニュエルが務めた。

映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は2023年6月30日(金)公開。
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