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『インディ・ジョーンズ』最新作、マンゴールド監督は「新しいことをやりたがっている」 ─ 前作脚本家が降板の舞台裏を明かす

ハリソン・フォード
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/33374885042

ハリソン・フォード主演、人気シリーズ『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)の企画が進行中だ。新たに監督として就任しているのは、『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールド。それまで企画に携わっていた、前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)の脚本家デヴィッド・コープは企画を去っている。

Den of Geekにて、コープは『インディ・ジョーンズ』離脱の理由を明かした。マンゴールドの登板によって、従来のシリーズ作品を手がけたスティーブン・スピルバーグが監督を降板、プロデューサーとしての関与になったことが「合理的なきっかけだった」という。

「(企画を)離れるにはとても良いタイミングでした。新しい監督が、前の監督と一緒にやっていた脚本家を必要とすることはなさそうだと思ったから。最悪なのは、監督のそばで腕を組みながら、“スティーブンだったらこうしていただろうになあ”とか言うことです。(マンゴールドとは)一度だけ穏やかに話し合いをして、彼が新しいことをやりたがっているのは分かりました。みなさん、とても丁寧な方たちでしたよ。」

2020年5月、マンゴールド監督の就任が正式に発表された時点で、『インディ・ジョーンズ』第5作の脚本作業は始まったばかりだとされていた。本作にはコープのほか、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のジョナサン・カスダンも執筆に参加していたが、カスダンが関与を継続しているかは不明。今回、コープは以前のアイデアについて語ることはしていない。

コープは『インディ・ジョーンズ』第5作に2016年から参加し、一時はカスダンの参加によって離脱したが、再び企画に復帰し、マンゴールドの参加までは執筆に携わっていた。「スティーブンとはいろんなバージョンを書きました。すべてに良いところとダメなところがあった」と振り返っている。「全員を団結させる、すべての要素を入れることは本当に難しいんですよ。スティーブン、ハリソン(・フォード)、脚本、ディズニーがひとつにならなければいけない。(自分の場合)それができなかった」。

映画『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)は2022年7月29日に米国公開予定。以前は2020年内の撮影開始を目指すとも報じられていたが、脚本作業やキャスティングなどの現状やいかに。

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Source: Den of Geek

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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