『Mr.インクレディブル3』新たに『マイ・エレメント』監督が就任決定

ディズニー&ピクサーの人気シリーズ『Mr.インクレディブル』の第3作『Incredibles 3(原題)』の新監督が決定した。前2作で監督を務めたブラッド・バードは、第3作に脚本に携わるものの、監督には復帰しないという。米The Hollywood Reporterが報じた。
第3作で監督を務めるのは、アカデミー賞長編アニメーション賞ノミネート作品『マイ・エレメント』(2023)、『アーロと少年』(2015)などのピクサー映画でメガホンをとったピーター・ソーン。『あの夏のルカ』(2021)『バズ・ライトイヤー』(2022)などでは声優として参加しており、幅広くピクサー作品に関わってきた人物だ。
またソーンは、長年にわたり前監督バードと密接にタッグを組んできた人物でもある。『Mr.インクレディブル』シリーズ2作をはじめ、スカイダンス・アニメーションの最新映画『Ray Gunn(原題)』に至るまで、バードの全アニメ映画でタッグを組んできた。
バードはソーンのメンターであり、バードとピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ピート・ドクターが、『Mr.インクレディブル』シリーズの後継者としてソーンを指名したという。これまで、バード作品の世界観や演出を間近で支えてきたソーンが監督を務めることで、シリーズの魂はそのままに、新たな視点と進化が加わることが期待される。
現在、バードは『Ray Gunn』のプリプロダクション中(撮影前準備)に取り組んでいる。第3作の監督を務めない理由は、スケジュールの都合によるものと見られている。
『Mr.インクレディブル』シリーズは、怪力の持ち主である一家の父Mr.インクレディブルと、伸縮自在の身体を持つ妻のイラスティガール、透明化とフォースフィールド能力を持つ長女ヴァイオレット・パー、高速で走ることができるダッシェル・ロバート・パー、未知のスーパーパワーを持つ赤ん坊のジャック=ジャック・パーのコミカルな戦いが描かれた。第1作は2004年に、続編『インクレディブル・ファミリー』は2018年に公開された。
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Source:The Hollywood Reporter