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MCU「インフィニティ・サーガ」特別映像が米公開 ─ 『アイアンマン』から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までを凝縮

マーベルのロゴ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の約12年間を振り返る、「インフィニティ・サーガ」の特別映像が米国にて公開された。

この映像は、2019年7月、世界最大のポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」にてお披露目されたもの。その後、同じく7月に米国で開催されたカンファレンス・イベント「SIGGRAPH 2019」でも上映されており、SIGGRAPHの公式ライブ・ストリーミングには、該当の映像もきちんと記録されていたのである。

この映像には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。

この映像は、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーをはじめとした単独映画を有するヒーローを主軸に、MCUの過去23作品をまるごと振り返っていく内容となっている。短い場面の連続で構成されているため、どのシーンがどの映画かを思い出しながら見るのも楽しいだろう。また、単独映画のテーマ曲が一瞬流れる趣向も粋だ。

ひとつのポイントは、「インフィニティ・サーガ」が『アイアンマン』(2008)から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)までであることが明確に示されたことだろう。これまでは“『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)がサーガの締めくくりであり、『ファー・フロム・ホーム』は新章の第1作である”との見方もあり、インフィニティ・サーガの範疇は確定されていなかったのだ。しかしマーベル・スタジオは、MCUのフェイズ1からフェイズ3までの全23作品で「インフィニティ・サーガ」と定義づけているわけである。サーガ全体のロゴがきちんと用意されていることにも注目だ。

なおマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、インフィニティ・サーガ全作品のボックスセットを2019年内に米国でリリースすることを明言済み。特典映像として、これまで表に出されていなかった未公開シーンも多数収録される予定で、そのうち『アイアンマン』ポストクレジットシーンの別バージョンは「サターン賞」授賞式で上映されて大きな話題を呼んだ。なお、日本を含む海外でのリリースについては不明となっている。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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