伝説の女優イングリッド・バーグマンの素顔に迫る『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』

アカデミー賞を3度受賞した伝説の女優、イングリッド・バーグマン

この映画は2015年生誕100周年を記念して、娘で女優のイザベラ・ロッセリーニの発案で制作が実現しました。本作は、イザベラを含む4人の実子のインタビュー映像を交えながら実際のイングリッドバーグマンのプライベートで撮影したホームビデオや写真、日記や友人へ宛てた手紙で構成されています。

スウェーデンに生まれたバーグマンは演劇を勉強しながら世界を夢見て過ごします。学生時代に1つのチャンスから才能を認められあっという間に主演女優へ…1942年には「君の瞳に乾杯」という名台詞で有名な「カサブランカ」で一躍有名になり、「ガス燈」でアカデミー主演女優賞を手にします。ハリウッドを代表する女優になるも「聖女」から「悪女」へ…監督ロベルトロッセリーニとの不倫の末の妊娠に当時は今以上の大バッシング!

それでも彼女は活動の場をヨーロッパへ移して女優であり続けます。

「演じる事を奪われたら私は息もできない」という言葉はとても印象的で素敵でした。

イングリッドバーグマンの人生は副題通りまさに「愛に生きた女」3度の離婚と3度の結婚をするが後悔なんて言葉は見当たらない。「私は多くを望まない、ただ全てが欲しいだけ。私は勇気と冒険心に恵まれている」というバーグマンの言葉がたくましい。

1957年再び「追想」で2度目のアカデミー主演女優賞に輝くもこのオスカーを受け取ったのは友人のケーリー・グラントでした。

その後、映画より舞台に比重は移行していくが1974年「オリエント急行殺人事件」でアカデミー助演女優賞に選ばれ3つ目のオスカー像を手にする!こうして恋多き女性イングリッドバーグマンは「伝説」になったのです。

子供をもって働く女性に観てほしい

現代では、子供がいても女性も社会復帰を望み働きます。イングリッドバーグマンの場合、舞台の公演ともなると7カ月もの長期間、子供たちと暮らせない日々を送ることになったいたそうです。どんな男性に恋をしていくら仕事が忙しくても撮影の合間や友人に宛てた手紙の中身は子供の話題であふれていたようです。ハリウッドの大女優もプライベートの映像は良いお母さん。そしてバーグマンの人生の愛に満ちていたのは男性へだけではなく友人や子供達への愛もいっぱい詰まっているんです。離れて過ごすことが多かった為か友達のような関係だったと子供たちはインタビューで語っていたのもうなずける。愛にあふれた人生を見届けてください。

娘、イザベラ・ロッセリーニ

イングリッドバーグマンの子どもで今回の映画を製作したいと言ったイザベラ・ロッセリーニは少し変わった面白いことをしているのをご存知ですか?

昨年度東京国際映画祭のパノラマ部門で上映された「イザベラ・ロッセリーニのグリーンポルノ」という作品で藤原紀香が吹き替えを演じたことでも話題になった作品です。

イタリア出身の女優で映画監督、モデルのイザベラ・ロッセリーニ。父は映画監督のロベルト・ロッセリーニ、母は女優のイングリッド・バーグマンという映画界のサラブレッドだ。彼女自身も映画『ブルーベルベット』『不滅の恋/ベートーヴェン』などに出演したり、フランスの有名化粧品ブランドのイメージモデルを10年以上務めたほか、2015年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員長に就任するなど精力的に活動を続けている。
そんな彼女が2008年より情熱を傾ける短編映画シリーズが「グリーン・ポルノ」だ。これは、イザベラがさまざまな動物になりきって生殖行為を説明するシリーズ。最初はテレビ放送のための数分の短編作品だったが、評判を呼び書籍化。その後舞台化もされ、イザベラは4大陸35都市でひとり芝居を敢行した。

国際共同制作プロジェクト イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ

「グリーン・ポルノ」を見たときに様々な動物たちの交尾の仕方をまるでゆるキャラのような衣装を自分で着て説明する姿に衝撃をうけました。交尾といってもエロチックではないし、わかりやすい説明で専門用語を使う時には説明をしてくれていてとても為になる作品でした。

イングリッドバーグマンの生活の中にはたくさんの動物達と子供たちがふれあう姿が記録されていたのをみてなるほどこうしてイザベラ・ロッセリーニという人が出来たのかと思いました。

イザベラ・ロッセリーニは他にも映画に多数出演しているので観てから行くのもオススメです。

複製された男」ではジェイクギレンホールと共演していて登場人物も4人とみやすく、衝撃のラストも必見です。

 

映画『イングリッド・バーグマン ~愛に生きた女優~』は8/27公開ですが、8/29はイングリッドバーグマンの誕生日であり、命日です。
この夏の終わり、映画史に名を残し、生涯現役を貫いた女優イングリッドバーグマンに出会ってみては?

 

About the author

毎日をhappyに生きるがモットー!BOOKSTAND、東京ルッチで映画関連の記事掲載中

映画鑑賞の趣味から東京国際映画祭WOWOW賞の審査員を経験し現在にいたる

 

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Comments

  • 片岡聡子 2016年8月25日 at 5:23 PM

    私もこの映画と「グリーン・ポルノ」を見てみたくなりました。

    Reply
    • YUI SUGIMOTO 2016年9月21日 at 2:58 PM

      コメントありがとうございます。イングリッドバーグマンみれましたか?
      これからもちょこちょこ更新いたしますので宜しくお願いします。

      Reply