『イップ・マン 完結』7月3日公開決定 ─ ドニー・イェンと監督が語るメイキング映像

新型コロナウイルスの影響で延期になっていた『イップ・マン 完結』の日本公開が、2020年7月3日(金)に新たに決定した。あわせて、主演ドニー・イェン、ウィルソン・イップ監督のインタビュー含む貴重なメイキング映像も到着している。
ドニー・イェン主演の『イップ・マン』シリーズ完結作。ブルース・リーがその生涯で唯一師匠と呼んだ詠春拳の達人イップ・マン。激動の時代に誇りを貫いた彼の半生を描き、アジアで驚異的なヒットとなった。舞台はアメリカ、教え子ブルース・リーと再会したイップ・マンが、残される息子への思いを胸に、異郷に生きる人々、そして自らの武術家としての誇りを守るため、最期の闘いに臨む。
アクションとドラマの感情表現の両方に手腕を発揮し、シリーズ全作品を成功に導いたウィルソン・イップ監督は、本作について「イップ・マンと息子、父子の物語に焦点を当てました。イップ・マンは自分が病気であることを知り、そのため息子の未来を考えるのです」と話す。監督いわく、「衣装を身に着けた瞬間にイップ・マンに変身する」というドニー・イェンは、「息子のため留学先をみつけようとしますが、海外で暮らすことが息子にとって最良か疑問に思うのです」と、一人の父親としてのイップ・マンの思いを語る。また監督が「シーンごとでアクションが変化し、結果、関係性を感じることができる」と説明するアクションシーンの撮影風景も必見だ。
「イップ・マンシリーズの魅力は、カンフー映画としてのアクションのみならず、人間性がより深く描かれているため観る者の心を動かすのです」というドニー・イェンの言葉には、シリーズに魅了され続けたファンも大きく頷くことだろう。宇宙最強ドニー・イェン演じるイップ・マンの有終の美をスクリーンで見届けよう。
1964年、サンフランシスコに渡った詠春拳の達人イップ・マン。彼は、弟子ブルース・リーとの再会や太極拳の達人ワンとの対立を経て、アメリカという異郷に生きる人々が直面する厳しい現実を知る。やがて中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートンとの激闘の果てにワンが倒れた時、イップ・マンは、宣告された病を隠し、人々の誇り未来のために立ち上がる。香港に残して来た息子にある思いを伝えた彼は、ただ一人、最後の闘いへ進みゆく。
『イップ・マン 完結』は、2020年7月3日(金)公開。