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イライジャ・ウッド、ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」のタイトルに疑問「誤解を招いてしまう」

Elijah Wood イライジャ・ウッド
A Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/people/22007612@N05

映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主演を務めたイライジャ・ウッドが、新たに作られるドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」のタイトルに対して、疑問を呈している。

ドラマ版の舞台は、J・R・R・トールキンによる原作小説『指輪物語』やピーター・ジャクソン監督による映画版『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』の舞台である“第三紀”から遡った“第二紀”。いわば、これまで語られてきた物語の前日譚が描かれ、数千年前の世界がストーリーの起点となる。

映画版とドラマ版における時代設定の違いから、主人公フロド役を演じたイライジャは、ドラマ版のタイトルに疑問を持っている模様。タイトルについて、「『ロード・オブ・ザ・リング』とだけ短く呼ばれているのはおかしいと思うんです。だって『ロード・オブ・ザ・リング』ではないんですから」と、英Empireに語っているのだ。

「ドラマの舞台は、第二期の中つ国ですよね。この作品で行われようとしていることには興味をそそられますが、それを『ロード・オブ・ザ・リング』と呼ぶのは、若干誤解を招いてしまうのではないでしょうか。僕の理解では、今作で扱われている内容は、(映画)『ロード・オブ・ザ・リング』で登場するキャラクターたちが存在するずっと昔のものなんです。シルマリルリオンの時代に近いんじゃないでしょうか。オタクっぽくなっちゃってますけど、これは中つ国の第二期ですからね。」

既報によれば、ドラマ版には新旧のキャラクターが姿を見せるといい、『指輪物語』『ロード・オブ・ザ・リング』の冥王サウロンが再登場することも示唆されている。この意味では、既存シリーズとの繋がりが絶たれたわけではなく、同じタイトルを選んだ製作側の意図も理解できなくはない。その一方で、イライジャの主張も、タイトルが同じことで招きうる作品の時代設定に関する誤解を、未然に防ぐという意味では一理ある。

ちなみに、『ロード・オブ・ザ・リング』と同じ壮大な叙事が描かれるドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚ドラマでは、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」というタイトルが付けられている。こちらに関しては、「ゲーム・オブ・スローンズ」の世界観を共通させながらもタイトルにその跡形がない、いわば真逆の例と言えよう。

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Source: Joblo

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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