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ザック・エフロンが実在レスラー役、A24『アイアンクロー』2024年4月5日公開決定 ─ 「呪われた」プロレス一家の悲劇描く

アイアンクロー
© 2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.

ハリウッドの気鋭スタジオA24とザック・エフロンがタッグを組んだ新作『The Iron Claw』が、邦題を『アイアンクロー』として、2024年4月5日(金)より日本公開となることが決定した。場面写真、そしてエフロンとショーン・ダーキン監督のコメントも到着している。

『アイアンクロー』は、『ミッドサマー』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、『ザ・ホエール』などを手掛けてきた映画会社A24が製作・配給を務め、12月22日より北米公開が予定されている。先日、発表された「ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞」では、ザック・エフロンをはじめとするキャストたちが「アンサンブル演技賞」に輝き、同賞が発表した2023年トップ10にも選出された注目作だ。

“アイアンクロー=鉄の爪”を得意技とし、1960~70年代に日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げた、アメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック。本作は、そんな絶対的な権力者である父の教えに従ってプロレスの道を選び、世界ヘビー級王者になることを宿命づけられた兄弟の実話をもとにした知られざる衝撃のドラマだ。

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いつしか“呪われた一家”と呼ばれるようになったフォン・エリック家は、リック・フレアー、ハリー・レイス、ファビュラス・フリーバーズといった人気レスラーたちとの激闘のなかで、プロレス界で栄光を築き上げながらも相次ぐ悲劇によって引き裂かれそうになっていく。そのなかで彼らが辿った壮絶な道のりを、長男ケビンの視点からドラマチックに描いた作品となっている。

 アイアンクロー
© 2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.

長男ケビン役は、先日ハリウッド殿堂入りを果たしたザック・エフロンが演じた。本物のプロレスラーと見紛うほどの筋骨隆々な肉体を披露している。エフロンは今回の肉体改造について、「今までで最も厳しい挑戦のひとつでした。経験したことのない過酷なトレーニングと食事制限を始めました。ワークアウトから戻ったらまたワークアウトして、撮影して、再びワークアウトみたいな感じでしたね。辛かったですが、結果的にそれはケビンとは何者なのかという深い洞察につながりました。彼が自身の運動能力やプロレス、肉体に捧げようとしたものや、完璧を求める姿勢が見えてきたんです」とコメントしている。

次男デビッド役は、『逆転のトライアングル』や『ザリガニの鳴くところ』などに出演し近年活躍がめざましいハリス・ディキンソンが演じ、三男ケリー役は「一流シェフのファミリーレストラン」で第80回ゴールデングローブ賞主演男優賞(テレビ部門ミュージカル・コメディシリーズ)を受賞したジェレミー・アレン・ホワイトが演じた。人気俳優たちが惜しげもなく披露する、その鍛え上げた肉体と迫力満点のアクションも本作の見どころだ。

 アイアンクロー
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ほか、『キャッシュトラック』のホルト・マッキャラニーが厳格な父フリッツ、実写版『シンデレラ』や『きっと、それは愛じゃない』のリリー・ジェームズがケビンの妻パム、「ER緊急救命室」のモーラ・ティアニーが信心深い母ドリスをそれぞれ演じている。また、米プロレス団体AEWの現役王者であるMJFことマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンがエグゼクティブ・プロデューサーを、元WWE王者のチャボ・ゲレロ・ジュニアがプロレスシーンのコーディネーターを務め、それぞれレスラー役で劇中にも登場する。

監督はカナダ出身のショーン・ダーキン。エリザベス・オルセン主演の『マーサ、あるいはマーシー・メイ』やジュード・ロウ主演の『不都合な理想の夫婦』など、これまでインディペンデント映画で高い評価を得てきた実力派作家が監督に抜擢された。ダーキン監督は自身を「プロレス狂」と呼ぶほど、子どもの頃からのプロレスファンで、フォン・エリック兄弟には並々ならぬ想いがあったという。まさに「事実は小説より奇なり」とも言うべきこの物語について、監督は「なぜ、あれほどまでにフォン・エリック兄弟に惹かれたのでしょう。彼らは他に類を見ないエンターテイナーで、彼らの華やかなプロレスは観ていて最高に楽しかったです。それに、今のプロレスの基盤になったスタイルでもあります。しかし、それよりも私の心を捉えて離さなかったのは、彼ら家族の喪失の物語でした」とコメントしている。

ストーリー

 アイアンクロー
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1980年初頭、熾烈な競争のプロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック一家。父フリッツ(ホルト・マッキャラニー)は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の長男ケビン(ザック・エフロン)、次男デビッド(ハリス・ディキンソン)、三男ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、四男マイク(スタンリー・シモンズ)ら兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、“プロレス界の頂点”を目指す。

デビッドが世界ヘビー級王座戦へ指名を受けた直後、日本でのプロレスツアー中に急死する。ここからフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われる。いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは。

映画『アイアンクロー』は2024年4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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