『アイアンマン』アメリカ国立フィルム登録簿に正式登録 ─ MCU史上初、作品の半永久的保存を推奨

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第1作『アイアンマン』(2008)が、MCU作品として初めて「アメリカ国立フィルム登録簿」に登録されたことがわかった。アメリカ議会図書館が発表した。
アメリカ国立フィルム登録簿とは、国立フィルム保存委員会によって半永久的な保存が推奨されている作品のリスト。文化的・歴史的・美学的に価値があるとみなされた作品を対象に、このたび新たに追加された25本を含め、現時点で850本が登録されている。
『アイアンマン』は2008年に始動したMCUの開幕作であり、監督をジョン・ファヴロー、主演をロバート・ダウニー・Jr.が務めた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までのインフィニティ・サーガ、ひいては現時点での最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)に至るまでの全30作の礎となった作品である。
登録にあたり、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は以下の声明を発表した。
「『アイアンマン』は、マーベル・スタジオが独自に製作した最初の映画でした。我々が創造的なコントロールと指揮権をすべて担った最初の映画であり、スタジオの成功を左右する作品だったのです。私たちは成長の過程で、愛してやまない映画たちを数え切れないほど見返してきました。『アイアンマン』の公開から約15年が経った今、国立フィルム登録簿に作品が登録されたことは、この映画が時の試練に耐え、今でも世界中の観客にとって大きな意味を持つことの証明となりました。」
また、議会図書館のカーラ・ヘイデン氏は、25本の追加登録にあたって「映画は125年以上にわたり、我々の国の物語を語ることによって、アメリカ文化の中心となってきました。力のある、多様な作り手たちの映画25本を、国立フィルム登録簿に加えられること、我々の映画的遺産を保護できることを光栄に思います」とコメント。あわせて、映画業界との協力関係にも謝意を述べた。
『アイアンマン』のほか、同じくディズニー映画からは『リトル・マーメイド』(1989)が追加された。そのほか『キャリー』(1976)や『ヘアスプレー』(1988)『恋人たちの予感』(1989)『アリーケの詩』(2011)などが新たに登録されている。
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Source: Variety