マーベルやDC映画のコスチューム製作スタジオ、コロナ禍でマスク生産 ─ 実際の映画で使用した布地の余りを活用

『アベンジャーズ』シリーズや『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』など、マーベル映画やDC映画をはじめとする数々のハリウッド大作映画のコスチューム製作を手掛けるIronhead Studioが、新型コロナウイルス対策としてクールなマスクの生産を開始した。
この投稿をInstagramで見る
コロナ禍でシャットダウン状態にある同スタジオは「フェイスマスクを作ってCOVID-19と戦う小さなチームとしてアッセンブルすると決めました」とコメント。布地が手に入れにくい状態であるため、マスクには「X-MenやG.I.ジョー、その他名前が挙げられない過去の作品で使用した布地の余り」を使用。つまり、人々を救うスーパーヒーローのコスチュームと同じ素材が用いられているということだ。
マスクは2層式。ウイルスからの保護性と呼吸の快適性が最大化されるよう研究を重ね、素材は内面がコットン100%、外面が90%コットン配合。アルミニウムのノーズフィットで、隙間を作らない。ストラップは耳掛け式ではなく、後頭部にかけるタイプだ。サイド部分にはレザーのアクセントも縫い付けられた。
カラーバリエーションはブラック、チャコールとカモ柄。ハンドメイドのため1枚30ドルとマスクとしては割高だが、スーパーヒーローのコスチュームと同じように作られたものとあって頼もしい。地元の病院など、マスクを必要とする人々に届けることを目的とする。売上はスタジオの利益にするのでなく、このマスク作りを継続することに役立てるという。