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『ハリー・ポッター』新スネイプ役への批判に「レイシスト的だ」と映画版ルシウス・マルフォイ役が反論「演技を見れば文句も出なくなる」

Photo by Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jason_Isaacs-42.jpg | Paapa Essiedu by Martin Kraft https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Paapa_Essiedu_(The_Outrun,_Berlinale_2024)_(cropped).jpg

米HBOで進行中のドラマ版『ハリー・ポッター』では、セブルス・スネイプ役のキャスティングをめぐり、一部ファンの間で差別的な意見が噴き出している。これに対し、映画シリーズでルシウス・マルフォイ役を演じたジェイソン・アイザックスが正面から異議を唱えた。

映画版で故アラン・リックマンが演じたスネイプ役を引き継ぐのは、ガーナにルーツを持つイギリス人俳優のパーパ・エッシードゥ。主演を務めるSFドラマ「ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!」やエミー受賞ドラマ「I May Destroy You」、クライムアクション「ギャング・オブ・ロンドン」など幅広いジャンルで活躍する実力派だ。

しかし、エッシードゥがドラマ版のスネイプ役に起用されると、人種的な観点で彼の起用を疑問視するような声が上がっていた。そんななか、米コロラド州で開催されたコンベンション「FAN EXPO Denver」に登壇したアイザックスは、エッシードゥに対する批判を次のように非難した。

「パーパ・エッシードゥは、私が人生で見た中で最も素晴らしい俳優の一人です。ネット上で失礼なコメントをしている人たちを見ましたが、彼らの言動はレイシスト的です。」

さらに、アイザックスはドラマ版のキャストを「みんな素晴らしい」と称賛。差別的なコメントを投稿するユーザーについては、「スクリーン上でパーパの演技を見れば、文句を言わなくなるでしょう——“オンライン上の”文句をね」と痛烈に語っている。

原作全7巻を忠実に描くドラマ版「ハリー・ポッター」は、「新たなキャストが新たな世代のファンを率い、25年以上ファンに愛され続けてきたディテールやキャラクターたちを盛り込んだ作品になる」とされている。製作総指揮には、原作者のJ.K.ローリング、映画『ハリー・ポッター』全8作のプロデューサーを務めたデヴィッド・ヘイマンも名を連ねる。

アイザックスはドラマ版について、「映画と同じ顔ぶれが携わり、原作1冊を1シーズンかけて、じっくり丁寧に作り上げるんです。きっと素晴らしいものになりますよ」と期待を寄せている。

ちなみにドラマ版のルシウス・マルフォイ役には、新たにジョニー・フリンが抜擢。アイザックスは「素晴らしい俳優で、魅力的」と称賛し、「バトンを渡すのに、彼以上にふさわしい人はいなかった」と太鼓判を押していた。

Source: Collider

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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