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『IT/イット』ペニーワイズ役ビル・スカルスガルド、再演にも前向き ─ 1作目撮影直後に見た「すごく変な夢」とは

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの傑作を映画化したIT/イット “それ”が見えたら、終わり。2部作。1990年代のテレビシリーズでティム・カリーが演じた物語のアイコン、殺人ピエロのペニーワイズを今回演じたのはスウェーデン出身の俳優ビル・スカルスガルドだった。完結編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を経た今、ビルはペニーワイズ役の再演にもどこか前向きだ。

Entertainment Weeklyにて、ビルは「ふさわしいアプローチでないといけませんけど」と慎重な姿勢を崩さないながらも、ペニーワイズを再び演じることに確かな興味を示している。

「2作目(『IT/イット THE END』)が終わるところで、原作も終わっています。だから(今回の映画は)この物語の最終章なんですよ。だけど、すべてが起こる前に時間を遡るなら、興味深いところはありますよ。描く価値のある物語が、そこにはあるかもしれません。もちろん、それは小説にはない話だし、独立したストーリーになるでしょう。でも、それも同じユニバースに存在するもの。(実現するなら)面白くなりそうですよね。」

すなわちビルが提案しているのは、『IT/イット』の前日譚。ルーザーズ・クラブの前に現れる以前のペニーワイズを演じることに関心があるのは、事件が27年ごとに起きるからだろう。あらゆる役柄と同じく、ビルはペニーワイズを演じるために全力を注いだという。きっとそのことも、再びあの世界に戻る意欲を駆り立てているのではないだろうか。米CBR.comにて、ビルは「撮影するのはいつでも変な感じですよ」と話している。

「役をもらって、準備をして、すごく長い間、その役柄と一緒に生きて、そして撮影する。頭の中では、この役(ペニーワイズ)ともすごく親しくなりました。だけど撮影が終わると、いきなり、もうその役について考えなくてよくなる。自分が関わったどんなプロジェクトでも、(撮影が終わった)翌日の朝は変な気分なんです。“あいつのことを、もう考えなくていいなんて”と。」

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『IT/イット』第1作の撮影について、ビルは「ペニーワイズとは4~5ヶ月一緒に過ごしました」と振り返っている。撮影を終えた翌日、ヨーロッパに戻ったビルは、時差ボケの中で眠りに就いて「ものすごく変な夢を見た」という。

「ペニーワイズの格好でストックホルムを歩いているという夢を見たんですよ。そこでは誰も僕の姿が見えないみたいで、僕は動揺するんです。メイクアップして歩いてるのが見えないなんて台無しだって。歩き回って、動揺して、自分のことが恥ずかしくなる、という夢です。それから、僕がペニーワイズを見ている夢も見ましたね。ペニーワイズが僕から分離していて。怖くはなかったですよ、僕は彼が好きだから。」

ちなみにアンディ・ムスキエティ監督は、2部作を1本にまとめた“スーパーカット版”の製作を計画中。新たなシーンを追加撮影したいとの希望も明かしているだけに、ビルが再びペニーワイズを演じる可能性もまだ残されている。

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、2019年11月1日(金)より全国公開中(IMAXⓇ/4D/吹替版あり)。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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