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『IT/イット THE END』スティーヴン・キング原作『シャイニング』オマージュシーンが公開 ─ 隠されたイースターエッグを探せ

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

巨匠スティーヴン・キングの傑作ホラー小説を映画化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)の続編にして完結作、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が、2019年11月24日(日)に興行収入15億円を突破する見込みであることがわかった。これを記念して、キング原作の傑作映画『シャイニング』(1980)にオマージュを捧げた本編シーンが公開されている。

2019年11月1日(金)にホラー映画としては史上最大規模の全国719スクリーンで公開された『IT/イット THE END』には、前作を熱烈に支持した10~20代を中心に、30~40代まで幅広い客層がグループで劇場を訪れており、前作を超える記録に期待がかかる。そんな本作には、多くのカメオ出演や名作へのオマージュ、“隠れペニーワイズ”など何度観ても楽しめる仕掛けが盛りだくさん。多くのリピーターを生んでいることも特徴だ。

このたび公開されたのは、本作と同じくスティーヴン・キング原作映画『シャイニング』へのオマージュシーン。ペニーワイズの策略により、トイレに追い詰められたベバリーの前に、ドアを突き破ろうと、27年前にベバリーを怯えさせた人々が次々登場。その中のひとり、いじめっ子のリーダーであるヘンリーが「Here’s Johnny(お客様だよ!)」と口にするのだ。

これは『シャイニング』で、少年ダニーの父親ジャックが母親ウェンディを追い込み、バスルームのドアを斧で突き破って顔を出すシーンを参照したもの。『シャイニング』の続編小説を映画化した『ドクター・スリープ』(2019年11月29日公開)では、40年前の惨劇を生き延びた少年ダニーが呪われたホテルに再び戻り、“あの扉”も登場するので、ぜひ本作とあわせてチェックしてほしい。

ドクター・スリープ
©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved

そのほか本作には、『エルム街の悪夢』(1984)や『遊星からの物体X』(1982)、さらには『デッドプール』(2016)など数々の作品へのオマージュが忍ばされているとのこと。前作ではベンの傷を治療するシーンにペニーワイズの絵が映り込んだり、リッチーが迷い込むピエロ人形の間にテレビ版『IT』(1990)のペニーワイズが隠れているなど、“隠れペニーワイズ”も確認されている。

本作『IT/イット THE END』における“隠れペニーワイズ”は、スタンリーのお風呂のシーンにペニーワイズを連想させるパターンが隠されているほか、ペニーワイズに甘い言葉を囁かれる少女ヴィッキーがホタルを追いかけるシーンにも要注目。アンディ・ムスキエティ監督は「人の目がホタルの光を反射的に追う習性上、闇の中は見えないはずですが、そこをよく見つめてみると、ペニーワイズの姿がずっと早くに見えるはず。彼はそこに隠れているんです」とコメントを寄せている。

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、2019年11月1日(金)より全国公開中。『ドクター・スリープ』は2019年11月29日(金)全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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