『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』バッキーの左腕、その後どうなった?監督がヒントを明かす

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の第1弾予告編が公開されてから、はや1ヶ月以上が経過した。パソコンやお手元のスマートフォン、あるいは劇場の大スクリーンで何度も確かめたという方は少なくないだろう。
ときに、予告編に秘められているひとつの謎がある。バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーの左腕はその後どうなったのか、ということだ。本作を手がけるアンソニー&ジョー・ルッソ監督が、その真相に迫るヒントを少しだけ明かしている。
この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の内容に関する言及、および『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のネタバレが含まれています。
https://www.youtube.com/watch?v=HtxEYvZ6nlA
失われた左腕、『ブラックパンサー』ワカンダ王国
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)で谷底へと落ちたバッキー・バーンズは、実はヒドラの洗脳と改造を受けた暗殺者ウィンター・ソルジャーとなっていた。失われた左腕には戦闘用の義手が取り付けられていたのである。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の終盤、バッキーは、かつてトニー・スターク/アイアンマンの両親を殺害した事実を暴露される。それを知ったトニーは、バッキーと、彼の犯行を隠していたスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカへの怒りを噴出させるのだった。三者の激闘の末、トニーによってバッキーの左腕は吹き飛ばされてしまう……。
再び失われたバッキーの左腕は、その後いったいどうなったのか。しかし『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編をよく見ると、そこに登場したバッキーには新しい左腕が装着されているようなのだ。アンソニー・ルッソ監督が、中国Weiboの公式ページ(※要会員登録)にてその経緯の一部を語っている。
「これはネタバレではないので話しますよ。(バッキーの新しい腕は)はっきりと予告編に映っていますから。『シビル・ウォー』を観た人なら、バッキーがワカンダのティ・チャラにかくまわれたことは知っていますよね。(本作では)そこにしばらくいた後の彼が登場するわけです。ですから、もしもその腕に何かの影響があるとしたら、たぶん、彼が時間を過ごしていた国かもしれませんね。」
そう、『シビル・ウォー』のラストでバッキーはスティーブとともにワカンダ王国へと移動しているのだ。若き国王ティ・チャラが治めるその場所にて、ヒドラによる洗脳を解く方法が見つかるまで、バッキーは再び冷凍睡眠に入ることを決意するのである。
映画『ブラックパンサー』(2018年3月1日公開)のプロモーションによって、ワカンダ王国の秘密は少しずつ明らかになってきた。キャプテン・アメリカの盾の原料であるヴィブラニウムが採れるだけでなく、抜群の科学技術を誇る国であること。そしてティ・チャラの妹シュリは、トニー・スタークと並ぶほどの天才科学者であること。バッキーの左腕を修復することなど、その豊富な資源と技術力をもってすれば造作もないはずだ。
いまだ謎の多いワカンダ王国の真実は、きっと『ブラックパンサー』の本編で丁寧に描かれていることだろう。ちなみにバッキーが同作に登場する可能性について、演じるセバスチャン・スタンは、2017年7月にこんなコメントを発している(ネタバレ注意)。
ところで、『インフィニティ・ウォー』でバッキーが目を覚ますということは、ついにヒドラによる洗脳を解く方法が判明したのだろうか。それとも闇の帝王サノスの地球襲来という緊急事態を前にして、もはや洗脳どころの問題ではなくなってしまったのか?
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月29日より全国ロードショー。
Sources: http://comicbook.com/marvel/2017/12/30/avengers-infinity-war-bucky-barnes-new-arm/
https://www.weibo.com/tv/v/9a21b3cedc7c97fdcc8eebaa21fa6dc9?fid=1034:9a21b3cedc7c97fdcc8eebaa21fa6dc9
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