ブラック・ウィドウとキャプテン・アメリカは如何にして友情を深めるか ─ キーワードは「態度の硬化」

スカーレット・ヨハンソン演じるマーベル・シネマティック・ユニバース屈指の人気キャラクター、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフは、チームの中でも常に一歩引いた位置にいる。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)では最終的にキャプテン・アメリカ側についたように、必要とあれば立場を変えることもある。

しかしながら、彼女は少しずつ変化している。誰の味方でもないような立場を貫いていたブラック・ウィドウが、キャプテン・アメリカとは友情を築き始めているというのだ。アイアンマンでもソーでもホークアイでもなく、なぜキャプテン・アメリカなのだろうか。スカーレット・ヨハンソン、そしてキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスが、米Entertainment Weeklyのインタビューでその理由を説明している。


ヨハンソンは、ブラック・ウィドウというキャラクターの変遷を次のように分析する。

「(ブラック・ウィドウにとっては)暗い時代が続いていた思います。以前から私の役柄は特に希望に満ち溢れたものというわけではなかったですが、たぶん以前よりもっと態度を硬化させたんじゃないのかな。

この背景として考えられるのは、ブラック・ウィドウとハルクの関係だ。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で、ブラック・ウィドウはマーク・ラファロ演じるブルース・バナー/ハルクと恋に落ちた。スパイ育成のため厳しい訓練を受け、子どもを持つことができない身体にされたことを含め全てを打ち明けたのに、バナーは別れも告げずクインジェットで異星へと旅立ってしまった。この出来事が彼女の態度や考え方をより硬化させたのかもしれない。

またブラック・ウィドウのシニカルな面について、クリス・エヴァンスはその理由を以下のように推測する。

「ナターシャは、そのシニカルさを自分の防衛機能として使っているみたいですよね。生き残るための武器としているんです。」

シニカルさ、そして態度の硬化は、キャプテン・アメリカにも通じるところがあるとエヴァンスは語る。

「スティーブは、世間の中で少し硬化し始めているんじゃないかと思います。でもナターシャは経験と知識という点で、いつも彼の数歩先を行っている。彼らは、理由は異なりながらもお互いに頼り合っているんです。それで友情がより深まったんですよ。」

 

キャプテン・アメリカは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で、身を捧げてきたS.H.I.E.L.D.がヒドラに浸食されていたことを知ってからは、組織や国家というものを信用していない。そのため『シビル・ウォー』では、ヒーローを国連の管理下に置くソコヴィア協定に反対の立場を貫いたのだ。協定をめぐりアイアンマンやウォーマシンといったかつての仲間と拳を交え、ついには政府に追われる身となった。

信頼していた組織からの裏切りや仲間との戦いといった経緯から、まっすぐな心を持つキャプテン・アメリカの心境にも変化が生じてくるだろう。「傷ついた過去」「態度の硬化」といったキーワードが二人の距離を近づけたのだ。

二人の友情は『インフィニティ・ウォー』でどのように展開されていくのだろうか。予告編では二人がブラックパンサーやバッキーらと共に森を疾走するシーンが収められており、行動を共にしているように見えるが……。その答えは劇場で確かめよう。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ ウォー』は、2018年4月27日より全国ロードショー。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ ウォー』公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

(文:まだい)

Source: http://ew.com/movies/2018/03/08/avengers-infinity-war-behind-the-scenes/

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