【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』当初案はスパイダーマンとファルコンの出番が逆転していた
マーベル・スタジオ映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、トム・ホランド演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーはアイアンスパイダーのスーツ姿を披露し、他のメンバーに負けず劣らず活躍を見せる。劇中でスパイダーマンはある場所へと赴くことになるのだが、別案ではスパイダーマンではなくアンソニー・マッキー演じるファルコン/サム・ウィルソンがその役を担う可能性があったのだという。今作の脚本家コンビ、クリストファー・マルクスとスティーブン・マクフィーリーがYahoo!Entertainmentに明かしている。
この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスの手下に攫われたドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)を追いアイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)とスパイダーマンが宇宙船「Qシップ」に潜入する。ドクター・ストレンジ、アイアンマン、スパイダーマンの3人は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーと合流する一方で、キャプテン・アメリカ、ファルコン、ブラックパンサーをはじめとする多くのメンバーはワカンダに集結する。
マルクスによれば、この一連のシークエンスにおいて、スパイダーマンではなくファルコンが宇宙へ向かうというバージョンがあったのだという。
「(ファルコンが宇宙に行くバージョンも)楽しいし面白かったですよ。彼らをいろんなシチュエーションに置くのはいつだって最高です。どちらの状況でも、できることはたくさんありました。でも、近しい人間を一緒にしていれば得られたような大きなエモーションが(ファルコンが宇宙に行くバージョンには)あまりなかったんです。」

アイアンマンたちは惑星タイタンでサノスをあと一歩というところまで追いつめるも敗れる。6つのインフィニティ・ストーンを手にしたサノスは、指を鳴らして全宇宙の生命体を半分にまで消失させてしまった。ヒーローたちも次々に消滅していく中、素顔のピーターはトニー・スタークの腕の中で「行きたくないよ」と訴えながら姿を消してしまう。『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)や今作で疑似親子のような関係にあったトニーとピーターの別れを描く、非常にエモーショナルなシーンだ。後に観客の心を強く打つという意味では、ファルコンではなくスパイダーマンを宇宙に行かせるという判断は結果的に大成功だったと言えるだろう。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2018年4月27日より全国の映画館で公開中。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/
Source: Yahoo!Entertainment