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【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』数々の衝撃シーン、監督が意図語る ─ 「僕らの仕事は最高の物語を伝えること」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のまさに集大成となった映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、シリーズを長年見守ってきたファンにとって衝撃的な出来事が続々と起こった。これらのシーンには「エモーショナルなものにする」という明確な意図があったようだ。同作を監督したルッソ兄弟が明かした。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

「16歳の子供はこんな方法で死にたくないでしょう」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、6つのインフィニティ・ストーンを手にしたサノスが指をパチンと鳴らした途端、全宇宙から半分の生命が消滅してしまった。ヒーローたちも例外ではなく、スパイダーマン/ピーター・パーカーは、アイアンマン/トニー・スタークに見守られながら塵と化していった。米アイオワシティ高校の学生によるインタビューにて、ルッソ兄弟はヒーローの死について以下のように意図を説明している。

「これらの死を、心を強く打つようなエモーショナルなものにしたんです。既に観客とキャラクターにはエモーショナルなつながりがありますからね。例えばピーター・パーカーみたいなキャラクターをそのポジションに置くのは難しい。16歳の子供はそんな方法で死にたくないでしょう。この瞬間のために、別の映画で、彼(ピーター・パーカー)とトニー・スタークの関係を構築しているんです。父と子の関係です。観るのも辛いですよね。」

つまり、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で描かれたトニーとピーターの疑似親子とも呼べる関係は、すべて『インフィニティ・ウォー』での悲痛な別れのために用意されたものだったとも考えられるのだ…。

スパイダーマン:ホームカミング
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

ガモーラの死は「物語をよりエモーショナルに入り組ませている」

インフィニティ・ストーンを集める過程でもサノスはヒーローたちを殺戮してきた。愛する者の命と引き換えに得られるというソウル・ストーンを入手するため、サノスは惑星ヴォーミアにて心から愛する娘であるガモーラを崖から突き落としたのである。ルッソ兄弟はこのシーンについてもまた「エモーショナルに」演出したのだという。

「一番辛いシーンは、間違いなくガモーラのシークエンスでしたね。サノスはひどく非難されるような生物ですから。ガモーラを心から愛していると信じていたからこそ、観るのがより耐え難くなるんです。こうして僕たちは、物語をよりエモーショナルに入り組ませようとしています。なぜなら僕たちの仕事はストーリーテラーとして可能な限りの最高の物語を伝え、観客が映画を観る時に、できうる限り多くの感情を経験してもらうことだからです。」

なおルッソ兄弟は「僕たちも、皆さんと同じようにキャラクターを愛してる」とも発言している。「映画18作の後、僕たちはカタルシスを与えることに、そしてできる限り真実の物語を伝えることに専念してきました。」

ルッソ兄弟の意図通り、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は間違いなくエモーショナルで、観客に一種のカタルシスを与えることとなった。

なお、この度の一連の発言は、ジョー・ルッソ監督がアメリカ・アイオワ州の高校を訪問し、現地で学生たちの質問に回答したもの。参加者によって書き起こしが公開されている。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2018年4月27日より全国の映画館で公開中。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Source: The Little Hawk Student Newspaper

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まだいEriko

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