『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』サノスの背景に新事実が判明 ― ルッソ監督のヴィラン論も

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のメイン・ヴィランとしてヒーローたちの前に、そして観客の前に姿を現すのは、ジョシュ・ブローリン演じる闇の帝王サノスだ。『アベンジャーズ』(2012)のポストクレジットシーンに登場して以来、しばしば登場してきたサノスは、いよいよ自身の目的を果たすべく動き始めるのである。

サノスの目的は、宇宙に散らばった6つのインフィニティ・ストーンをすべて手に入れること。予告編でガモーラが語っているように、インフィニティ・ストーンを集めてしまえば、指を鳴らすだけで世界の半分が消滅するのだ。では、なぜサノスは世界の半分を消滅させねばならないのか。

この疑問については、すでに複数の情報が明かされている。このたび印The Telegraph India誌では、本作を手がけるアンソニー&ジョー・ルッソ監督が、さらなる新事実とともにサノスの背景を明らかにしてくれた。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。

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サノスの動機は「惑星タイタン」にあり

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、以前サノスの背景について語っていた。惑星タイタンに生まれたサノスは、故郷の危機を救うことが許されず、そのままタイタンは滅んでしまったのだ。その後サノスは、宇宙に生命が広がっていくことは、やがて宇宙を滅ぼし、生命を奪うことになると考える。それゆえに彼は、宇宙の半分を消滅させようとするのである。

またサノス役のジョシュ・ブローリンは、サノスというキャラクターが背負っている事情に言及していた。「タイタン人の見た目は全員よく似ていますが、サノスは醜い姿で生まれてきた。[中略]彼は(タイタンで)目立っていた。異様だった。奇妙だったんです。それが狂気を生んだんです。」

こうした背景は、コミック『サノス・ライジング』(小学館集英社プロダクション刊)で描かれたサノスのオリジン・ストーリーに近いものだ。しかしジョー・ルッソ監督が明かした新事実からは、サノスの「異様」な側面がくっきりと浮かび上がってくる……。

「サノスはタイタンと呼ばれる惑星の出身です。この映画(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)よりもずいぶん以前に、彼の星は非常に大きな変化を経験しています。人口が増えすぎて、資源を使い切ってしまったんです。サノスは人々を守るため、無作為に人口の半分を皆殺しにすべきだと提案しました。もちろんタイタン人は彼の考えを拒絶し、狂った男だとして追放します。そして、結局その星は滅んでしまった。そこで彼は自ら宇宙を旅して、惑星ごとに人口の半分を消し去ってきたんです。惑星の状態を正して、バランスを取り戻すために。」

その後、インフィニティ・ストーンの存在を知ったサノスは、それさえ手に入れれば宇宙全体をコントロールできることを理解したのだという。あくまで宇宙の均衡を維持するため、人々を守るために、サノスは人々を宇宙から消し去ろうとするのだ。

ジョー監督は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』について「まぎれもなくサノスの映画」だと断言する。

すべてのヴィランは、彼ら自身の物語においてはヒーローですし、自分たちのやっていることが正しいと信じているんです。ですから、そうは考えない世界との間で葛藤が生じる。サノスも自分の行為が正しいと信じて、その目的に対して堂々と振るまいます。それでも彼が立ち止まらないのは、目的を達成するまでが自分の弱みだと思っているからですね。」

しかしながら本作では、こうしたサノスの背景は「必要ない」と判断され、本編からは削除されているという。いささか複雑なバックストーリーが用意されていたことは間違いないのだが、本編でサノスはどのように描かれ、観客にどんな印象を残すことになるのだろうか?

ちなみにジョー監督は、自分たちがヴィランの存在や行動を通じて映画に込めようとしたテーマの存在を示唆している。

「僕たちはいつでも、時事的なテーマを映画に込めようとしてきました。なぜならそうしたテーマは幅広い層に訴えかけますし、観客の皆さんには、観ているものが自分の生活にすごく近いものなんだという感覚を得てほしいんです。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Source: Telegraph India

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