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【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ヴィジョンの終盤シーン、猛暑とプレッシャーから生まれていた?

ポール・ベタニー
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14779563456/

映画アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)において物語のカギを握るのは、“史上最凶のヴィラン”サノスが求めるインフィニティ・ストーンのひとつ「マインド・ストーン」を額に埋め込んだヴィジョンと、彼と恋愛関係にあるワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチだ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)を経て関係を急速に進展させた二人の物語は、ヒーローたちとサノスが激突するというストーリーに、とても繊細でエモーショナルな側面を与えてみせる。

ポップカルチャーの祭典「San Diego Comic Con 2018」に登場したヴィジョン役のポール・ベタニーは、米MTVのインタビューで、エリザベス・オルセンと演じた終盤シーンの舞台裏を明かした。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

マインド・ストーンと生命をめぐって

キャプテン・アメリカをはじめとした地球で戦うヒーローたちは、インフィニティ・ストーンを求めるサノスとの戦闘に備えて、“最後の砦”である防御力と軍事力を誇るワカンダ王国に移動する。ヴィジョンのマインド・ストーンをサノスに入手させることなく、また自分たちの手でストーンを破壊することなく目的を達するために奮戦するヒーローたちだったが、5つのストーンを手中に収めたサノスには敵わなかった。事の顛末を悟ったヴィジョンは、やむにやまれぬ判断を下し、スカーレット・ウィッチにストーンを破壊するよう頼む……。

MTVのインタビュアーはこのシーンに言及し、「エリザベス・オルセンの演技は本当に真に迫っていましたね」と一言。するとポールは、撮影当時の様子をこのように語りはじめたのだった。

「(撮影現場は)本当に暑くて、みんな汗だくだったんですよ。しかも監督が走ってきて、“いいですか、映画が生きるか死ぬかは今のお二人にかかってるんですよ”とだけ言って、行ってしまった(笑)。で、“カメラ回して!”って。それで何回か撮ったら、“素晴らしいですね。ちょっと即興でやってみましょうか”と言われたんです。(エリザベスと)顔を見合わせて、“僕はロボットだし、君は魔女だし、どうしよう…?”と思いましたね。そこで現場を離れて、二人で一緒に考えて、それから撮ったんです。」

まるで真に迫った演技は現場の暑さとプレッシャー、監督の無茶振りで完成したかのようにも思わせる語り口だが、このドライな口ぶりもポール・ベタニーという俳優の魅力であろう。ちなみに、完成した映画に使用されたテイクが脚本に忠実なものなのか、それともポールとエリザベスのアイデアを取り入れた即興演技だったのかはわからない。

もちろんポールは、スカーレット・ウィッチによってマインド・ストーンが破壊されてしまうという幕切れを演じる上で見落とせないポイントがあったことも明かしている。

「(ヴィジョンとスカーレット・ウィッチは)物語のほかの部分から随分かけ離れているでしょう。僕は紫色で、頭に宝石が入ってる。で、彼女がそれを壊そうとしている。彼女の指から赤い光線が出てるのを想像するんですよ。僕たちの挑戦は、そういう物事のすべてにリアリティを見出すことでした。」

ちなみにこのインタビューにはマンティス役のポム・クレメンティーフも同席。二人のシーンについて「すごく美しかった、泣いちゃいました」と感想を話すと、ポールは「オーケストラが入るからでしょ?」とジョークで返し、「撮り終わった時には、二人とも(疲れ切って)“よし、帰ろう”って思ってました」と一言。なんてドライな語り口…!

しかし2018年6月、米GQ誌のインタビューにて、ポールはヴィジョンとスカーレット・ウィッチの結末についてこうも話していた。ポールの独特な語り口とは裏腹に、二人がシーンを非常に重く捉えて撮影に臨んだことがわかるコメントだ。

「(ヴィジョンは)人生最愛の人によって殺されてしまうんです。みなさんが望んでいる、非常に感動的な場面だし、それは僕たちに宛てて書いてもらったものですから。」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは2018年9月5日発売

Sources: MTV, GQ
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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