ジム・キャリー、『ジュラシック・ワールド』監督の「宇宙家族ジェットソン」に出演交渉中

1960年代初頭にアメリカで人気を博したアニメシリーズ「宇宙家族ジェットソン」の実写版映画企画に、『マスク』(1994)『トゥルーマン・ショー』(1998)などのジム・キャリーが出演交渉中であることが分かった。The Hollywood Reporterが報じている。
ハンナ・バーベラ・プロダクション制作による「宇宙家族ジェットソン」は1962年に米ABCにて放送開始されたTVアニメシリーズ。近未来の都市オービット・シティを舞台に、サラリーマンの夫ジョージ、妻のジェーン、長女のジュディ、長男のエルロイ、飼い犬のアストロ、お手伝いロボットのロージーから成るジェットソン一家の日常をコミカルかつハートウォーミングに描いた。1960年から放送された「原始家族フリントストーン」とともに、ハンナ・バーベラを代表する人気シリーズだ。
「宇宙家族ジェットソン」実写化の計画はこれまでに何度も立ち上がっており、過去には『ヘア・スプレー』(2007)のアダム・シャンクマンや『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)のロバート・ロドリゲス、『シュレック2』(2004)のコンラッド・ヴァーノンらを監督候補に長年交渉を続けてきた。
また、2017年にはABCがロバート・ゼメキスをエグゼクティブプロデューサーに迎え実写版TVシリーズのパイロット版を制作したが、シリーズ化に至らなかった。
今回、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズにて進行中の本企画でメガホンを取るのは『ジュラシック・ワールド』(2015)にて監督を務めたコリン・トレヴォロウ。トレヴォロウは「THE IDOL/ジ・アイドル」(2023)にて製作総指揮を務めたジョー・エプスタインとともに脚本も手掛ける予定となっている。
数々のコメディ映画で名演を披露してきたキャリーは、デビュー作『マスク』(1994)や『バットマン フォーエヴァー』(1995)などコミック原作の実写化作品にも馴染みがあるため、アニメからの実写化作品でもその手腕を発揮してくれるだろう。一時は引退俳優を示唆する発言も見せたが、『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』(2024)で再活躍。「宇宙家族ジェットソン」では、レトロフューチャーでワクワクするようなセットにも期待したい。
▼ ジム・キャリーの記事
Source:The Hollywood Reporter